2015年5月20日水曜日

[FIM/MIM]CTP4へのインプレースアップデート(Sync Engine編)

4月下旬にconnectサイトにリリースされたMicrosoft Identity Manager 2016 CTP4ですが、今回のバージョンからインプレース・アップデートに対応しています。
※現状FIM CMについてはバグがありアップデート出来ないようですが。

参考)
 [MIM]新しいPublic Previewがリリース、MIM2016へ
 http://idmlab.eidentity.jp/2015/04/mimpublic-previewmim2016.html

今回はSynchronization Serviceのインプレース・アップデートを行ってみます。

◆結果
今のところ何の問題もなく、HotFixを適用するのと同じ程度の手間でアップデートが出来ました。
(特にSyncエンジンは殆ど何も変わっていないので、当たり前ですが)
また、ECMA2で作成したGeneric REST MAについても簡単な確認をした限りでは問題なく使えていそうです。


◆アップデート手順
まず、アップデート前のバージョンを確認しておきます。


2つ前のHotFixが適用されたForefront Identity Manager 2010 R2 SP1(FIM2010R2)ですね。

早速connectからダウンロードしたCTP4を解凍し、Synchronization Serivceフォルダ以下のsetup.exeを実行します。



ちゃんとUpdateとして認識してくれているようです。



まだ、バージョン番号がMicrosoft Identity Manager 2015のままですね。



アップデートなので基本的な設定は引き継いでくれます。




色々と注意事項がでますがセットアップを継続です。




セットアップはすぐに終ります。
特に問題なくセットアップフェーズは進みました。


◆確認
早速Synchronization Managerを起動します。


起動時のロゴがMicrosoft Identity Managerになっていますね。

しかし、バージョン情報を見ると相変わらずFIMのままです。
ビルド番号は流石に4.1.1790.0と新しくなっていますが。

この状態で簡単に管理エージェントを動かしてみましたが、特に問題なく動きました。


ここまでです。Synchronization Serviceについては何の問題もありませんでした。

次回はFIM Servive/Portalのアップデートをやってみまたいと思います。
(こちらはそれなりに変な動きをしてくれています。流石にモジュール構成の変更が多いので難しい部分だったのだと思います)




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