SDN(SAP Developer Network)のblogにSAP NetWeaver Identity Management - IDM Connector Overviewが紹介されています。
これまで各コネクタに関する情報(前提となるバージョンや機能、サポートの有無など)は積極的に公開はされてこなかったのですが、今回公開された資料にはある程度何ができるのかがわかる程度まで書いてあります。
他のベンダもそうですが、「接続可能製品一覧」を製品紹介資料の付録に載せるだけではなく、ある程度何ができるのかイメージできるような情報公開をしていって欲しいと思っていたので、とても良い資料だと思います。
簡単に内容ですが、
■SAP Application Connector
他のSAP製品(HCMやFIなど)との接続にあたっての前提事項(バージョンなど)および機能(ユーザの追加・変更・削除などの基本的な機能+他にできること)が紹介されています。
■CUA(Central User Administration)との関係
これは従来CUAを使ってSAP環境のIDを管理していた人にはうれしい情報かも知れません。
今後はSAPオンリーの環境においても基本的にNetWeaver IdMを使っていく、という方針には変わりないのでしょうが本資料はIdMとCUAの使い分けや共存に関する簡単な指針となりうる情報だと思います。
■Connectors to Non-SAP Applications
SAP製品以外との接続に関する情報です。SAP製品とのコネクタと同様に前提事項や機能について解説されています。
意外と知られていないところして、テキストファイルとのコネクタに関してはEventベースの更新はサポートされない、などの情報があったりしました。
他にもActive DirectoryやExchangeに関しては現状2000/2003のみがサポート対象だったり、変わり種としてMIIS/ILMコネクタが紹介されていたりします。
(ちなみにMIIS/ILMコネクタはMIIS/ILM上で開発した管理エージェントなどをそのまま使いたいときなどにカスケード接続で利用します。中身は単なるSQLコネクタなんですけどね)
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