2009年10月1日木曜日

クラウド時代のID管理へ? ~ADFS2.0がSAML2.0相互運用性テストにパス~

先のポストにも一部書きましたが、カンターラ・イニシアティブとLiberty AllianceのSAML2.0相互運用性テストにマイクロソフトのADFS2.0(Geneva Server)がパスしています。

http://www.projectliberty.org/news_events/press_releases/entrust_ibm_microsoft_novell_ping_identity_sap_and_siemens_pass_liberty_alliance_saml_2_0_interoperability_testing



















結果をみると、ADFS2.0が今回パスしたのは、
・IDP Lite
・SP Lite
・eGov 1.5
です。

企業内のAD/ADFSをIdPとしてクラウドのサービスの認証を行う、ということができるということになれば、クラウドサービスの利用の障壁が少しでも下がるのではないでしょうか?
また、SAMLという標準的なプロトコルに対応した、ということでオンプレミスの世界でもこれまでWindows統合認証ができないために利便性が悪かった様々なIIS以外のアプリケーションサーバの認証が別途SSOツールを導入しなくてもできる、となるとADFS2.0は非常に強力なソリューションということができると思います。



ちなみに、ひそかに2010年の第2四半期にリリースされる予定のSAP NetWeaver Identity Management 7.2もパスしてます。
こちらは
・IDP Lite
・SP Lite
が対象です。

MaXware時代後期にもMFS(MaXware Federation Server)が出てきてはいたものの、結局SAPに買収されたときに立ち消えになっていましたが、ここにきてリリースされるということになったようです。
GUIクライアントとのEnterpriseSSOとかも合わせて実装されればな~とも思います。

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