2010年2月1日月曜日

FIM2010RC1 Update3リリース

月末~月初ということで更新が滞っていましたが、その間にFIM関連も少々情報UPDATEがありましたので、お知らせします。

本題ですが、本UPDATEがリリース前の最終UPDATEだそうです。
connectサイトにて配布が開始されています。

UPDATE内容は下記の通りです。

1.前提となる環境
  ※このUPDATEから必要となる環境が変わっているので注意が必要です。
  • Windows Installer 4.5
  • FIM Service : SQL Server 2008 Service Pack 1
  • Outlook用Add-In : Outlook 2007 Service Pack 2

2.新しくサポートされた環境
  
 ◆FIM Certificate Management向け
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server Datacenter Edition
 ◆プロビジョニング先として
  • Exchange2010
 ◆その他
  • SQL ServerのFailOver Clusterのサポート
  • FIM Serviceを停止しない状態でのデータベースバックアップのサポート

3.改善点(中心はFIM Synchronization Service)

  • バグ修正(マルチマスタ属性関連)
  • FIM MAがexport中のエラーメッセージを保持する様に修正(FIM Synchronization Serviceのイベントログを見る必要性がなくなった)
  • リソースの削除を行う権限を持つMAを複数持つことを可能とした
  • 以下の2つのプロビジョニング用の関数を追加した
  • 1)NULL
  • 2)ReplaceString
  • GAL MAのサポート(ILM2007 FP1 SP1と同様の改善)
  • Forestまたぎのグループ管理用にDomainSynchronizationActivityの代わりにビルトインロジックの導入

4.新しいMPRタイプの追加

  • Set Transition MPR(Setのメンバシップの変更時に適用するポリシーの作成を簡単にすることが可能)

尚、このアップデートを適用することにより、グループ管理ワークフローの定義を削除してしまうので、注意が必要です。

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