こんにちは、富士榮です。
プロビジョニングの標準仕様策定を目指して2011年にver1.0、2012年にver1.1がリリースされたSCIM(System for Cross-domain Identity Management)ですが、ついにver2.0がRFC化されました。
対象となったのは、以下の3つです。
RFC7642(http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc7642.txt)
System for Cross-domain Identity Management:
Definitions, Overview, Concepts, and Requirements
RFC7643(http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc7643.txt)
System for Cross-domain Identity Management:
Core Schema
RFC7644(http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc7644.txt)
System for Cross-domain Identity Management:
Protocol
ちなみに、OpenIDファウンデーション・ジャパンのEnterprise Identity Working Group(EIWG)ではエンタープライズにおけるOpenID ConnectやSCIMの利用促進を目指し、「OpenID ConnectとSCIMのエンタープライズ利用ガイドライン」を2013年に公開しており、新版を10月にも公開する予定となっていますので、こちらも期待しておきましょう。
OpenIDファウンデーション・ジャパン エンタープライズ・アイデンティティ・ワーキンググループ『OpenID ConnectとSCIMのエンタープライズ利用ガイドライン』を公開
https://www.openid.or.jp/working-group/2013/12/openid-openid-connectscim.html
最近では、Oracle Identity ManagementやExgenのLDAP ManagerなどSCIMに対応したプロビジョニング製品も出てきていますし、Ping ONE / Ping FederateなどSCIMを使ってID管理を行うIdP製品やサービスも出てきているので、今後さらに普及していくと思われますので、要チェックですね。
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