こんにちは、富士榮です。
先日のEuropean Identity & Cloud Conferenceでの登壇に引き続き、今年もde:code 2019でお話させていただきます。Webサイトには所属組織名として会社名も書いてありますが、今回は基本的にOpenIDファウンデーション・ジャパンの帽子でのお仕事です。
春のde:code、秋のTech Summitと日本マイクロソフトの大型イベントでここ数年連続でセッションを持たせていただいておりますが、大型のイベントでの登壇はオーディエンスの属性も様々なので内容とレベル設定に気を使いますね。
今回は「これからのKYCとIdentity on Blockchainの動向」というタイトルで、金融機関等におけるKYCの課題とIdentity on Blockchain、いわゆるDecentralized Identityが解決するための手段になりうるのか?という観点で最近の動向についてお話させていただこうと思います。そして、この内容を「レベル200=初級者向け」に解説しなければならない、というまた難題を・・・。(前回レベル詐欺と言われたので今回は反省して細かい部分は最低限に抑えるつもりではあります)
内容的にはOpenIDファウンデーション・ジャパンのKYCワーキング・グループで議論している内容や、先日ポストした自己主権型アイデンティティの話を中心に、KYCにおける属性情報の受け渡しと検証を誰がどうやって簡単かつ確実にするのか?みたいな話について私の考えをお話しようと思っています。
フェデレーションの様に一部のIdentity Providerに依存するモデルから、自己主権型アイデンティティでの主権・自由と引き換えに責任を自分で負うモデル、情報銀行の様に属性情報の管理を委託するようなモデルなど、色々な考え方への遷り変りの話なども少し紹介できればと思っています。
では、当日お会いしましょう!
2019年5月27日月曜日
2019年5月11日土曜日
European Identity & Cloud Conference 2019でBYOID+DIDの話をします
こんにちは、富士榮です。
昨年に引き続き今年もミュンヘンで開催されるEuropean Identity & Cloud Conferenceでお話させていただくことになりました。
公式サイト
https://www.kuppingercole.com/events/eic2019
アジェンダを見ていると、AIとDecentralized Identity(ブロックチェーン)が半々くらいですかね。
私は昨年に引き続きBYOID(Bring Your Own Identity)のテーマでケーススタディ+昨年シンガポールで開催されたConsumer Identity World APACで少し頭出しをしたBYOID+Decentralized Identityのテーマで、動くものを少しお見せしようと思っています。
こんな感じの仕組みです。
外部ユーザを招待してOffice365(Teamsとか)を使ってもらうシナリオの一種ではあるんですが、通常のAzure AD B2Bでゲストの招待だとドメインのホワイトリストやTOU(Term of Use/利用規約)への同意くらいしか相手を確認する方法が無いので、その部分でDecentralized IdentityのVerifiable Claimsを使って証明書を提出させて本人確認を行う、というシナリオです。
このことにより、外部ユーザは組織アカウントでもLINEやFacebookなどの個人アカウントでのサインアップ+証明書を提出することによりTeamsやAzure ADに参加したPCへのログインなどが出来るようになります。この辺りをAzure AD B2CやAzure Functionsなどを使って自動化をしています。
外部IDを受け入れる側の組織ではID管理やパスワード管理をする必要が全くありませんので、組織の形態にもよると思いますが使える場面も出てくると考えています。
こんなことも出来るようになります。
ちなみにID Proofing周りはOSSテクノロジー社のLibJeIDとuPortを使って実装しています。
おいおいこの辺りの話しも解説したいと思います。
(月末に開催されるde:code 2019でも触れる予定です)
昨年に引き続き今年もミュンヘンで開催されるEuropean Identity & Cloud Conferenceでお話させていただくことになりました。
公式サイト
https://www.kuppingercole.com/events/eic2019
アジェンダを見ていると、AIとDecentralized Identity(ブロックチェーン)が半々くらいですかね。
私は昨年に引き続きBYOID(Bring Your Own Identity)のテーマでケーススタディ+昨年シンガポールで開催されたConsumer Identity World APACで少し頭出しをしたBYOID+Decentralized Identityのテーマで、動くものを少しお見せしようと思っています。
こんな感じの仕組みです。
外部ユーザを招待してOffice365(Teamsとか)を使ってもらうシナリオの一種ではあるんですが、通常のAzure AD B2Bでゲストの招待だとドメインのホワイトリストやTOU(Term of Use/利用規約)への同意くらいしか相手を確認する方法が無いので、その部分でDecentralized IdentityのVerifiable Claimsを使って証明書を提出させて本人確認を行う、というシナリオです。
このことにより、外部ユーザは組織アカウントでもLINEやFacebookなどの個人アカウントでのサインアップ+証明書を提出することによりTeamsやAzure ADに参加したPCへのログインなどが出来るようになります。この辺りをAzure AD B2CやAzure Functionsなどを使って自動化をしています。
外部IDを受け入れる側の組織ではID管理やパスワード管理をする必要が全くありませんので、組織の形態にもよると思いますが使える場面も出てくると考えています。
こんなことも出来るようになります。
ちなみにID Proofing周りはOSSテクノロジー社のLibJeIDとuPortを使って実装しています。
おいおいこの辺りの話しも解説したいと思います。
(月末に開催されるde:code 2019でも触れる予定です)