こんにちは、富士榮です。
先日のEuropean Identity & Cloud Conferenceでの登壇に引き続き、今年もde:code 2019でお話させていただきます。Webサイトには所属組織名として会社名も書いてありますが、今回は基本的にOpenIDファウンデーション・ジャパンの帽子でのお仕事です。
春のde:code、秋のTech Summitと日本マイクロソフトの大型イベントでここ数年連続でセッションを持たせていただいておりますが、大型のイベントでの登壇はオーディエンスの属性も様々なので内容とレベル設定に気を使いますね。
今回は「これからのKYCとIdentity on Blockchainの動向」というタイトルで、金融機関等におけるKYCの課題とIdentity on Blockchain、いわゆるDecentralized Identityが解決するための手段になりうるのか?という観点で最近の動向についてお話させていただこうと思います。そして、この内容を「レベル200=初級者向け」に解説しなければならない、というまた難題を・・・。(前回レベル詐欺と言われたので今回は反省して細かい部分は最低限に抑えるつもりではあります)
内容的にはOpenIDファウンデーション・ジャパンのKYCワーキング・グループで議論している内容や、先日ポストした自己主権型アイデンティティの話を中心に、KYCにおける属性情報の受け渡しと検証を誰がどうやって簡単かつ確実にするのか?みたいな話について私の考えをお話しようと思っています。
フェデレーションの様に一部のIdentity Providerに依存するモデルから、自己主権型アイデンティティでの主権・自由と引き換えに責任を自分で負うモデル、情報銀行の様に属性情報の管理を委託するようなモデルなど、色々な考え方への遷り変りの話なども少し紹介できればと思っています。
では、当日お会いしましょう!
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