2024年6月11日火曜日

cheqdのDID Resolverを試してみる①

こんにちは、富士榮です。

そういえばDIFのUniversal Resolverばっかり使っていましたが、他にもオープンソースのDID ResolverとしてcheqdのDID Resolverもあるなぁ、ということでセットアップしてみたいと思います。

cheqdのWebサイト。最近よくあるVC関係のプラットフォームを提供している会社ですね。(VC-JWT、JSON-LD、AconCredに対応しているようです)


こちらに開発者向けドキュメントがあり、dockerにセットアップする方法が書かれています。

https://docs.cheqd.io/identity/advanced/did-resolver


なお、https://resolver.cheqd.net/でホストされているものをそのまま使うことも可能ですので手軽に試したい場合はこちらでも良いと思います。

まずは今日は手始めにこちらから試してみようと思います。

こんな感じのサンプルが掲載されています。

curl -X GET https://resolver.cheqd.net/1.0/identifiers/did:cheqd:testnet:55dbc8bf-fba3-4117-855c-1e0dc1d3bb47

細かいですが、サンプルのDIDのDID Documentが帰ってきますね。

ちなみに、サンプルはdid:cheqdという独自メソッドですが、他のメソッドへの対応状況はどうなっているのかみてみます。とりあえず手元にあったdidがionとwebだったので試してみましたが、両方ともNGでした。。。。

    "error": "methodNotSupported",

って言われます。

 

ドキュメントを見ると、

The resolver.cheqd.net API endpoint is run by the cheqd team and only handles did:cheqd credentials.

If you want to resolve DIDs from multiple DID methods, the Universal Resolver project provides a multi DID method resolver.

とありますね。要するに他のDIDを解決したければUniversal Resolverを使え、と。まぁ仕方がないですね。

ちなみに逆にUniversal Resolverでdid:cheqdのDIDは解決することができました。



次回は手元にセットアップしてみたいと思います。






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