2024年11月15日金曜日

リンク可能性、リンク不可能性の話

こんにちは、富士榮です。

先日のInternet Identity Workshop(IIW)でもVerifiable Credentialsのフォーマットやウォレットの管理方式とリンク可能性(Linkability)・リンク不可能性(Unlinkability)について議論がありましたが、そもそもどういうことなの?って話です。


要するにKim CameronのThe laws of identityでいうところの「Directed Identity」の話で、例えば複数のリライングパーティ同士が結託すると意図しないアイデンティティの紐付け(名寄せ)が行われて開示していない属性についても知られてしまうので、例えば識別子をリライングパーティごとに分ける(いわゆるPairwise identifier)を使って仮名化しようよ、みたいな話です。

そういえば昔、仮名と匿名の話をしたな、って思い出しました。(昔すぎて恥ずかしい)


この名寄せの話がVCやウォレットにどう関係するの?ってところですが、ちょうど良い資料をSpruceIDのWayneがいい資料を公開しているのでご紹介を。


Provably Forgotten Signatures: Adding Privacy to Digital Identity

https://blog.spruceid.com/provably-forgotten-signatures-adding-privacy-to-digital-identity/


次回かいつまんで読んでいこうと思います。

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