※前回同様に情報ソースはDarryl Russiさんのblogです。
今回は実際にパフォーマンステストを行った2種類のトポロジの紹介です。また、同時にどのようなハードウェアを使ったのかも紹介されています。
・トポロジ関連情報
http://blogs.msdn.com/darrylru/archive/2009/10/06/fim-2010-performance-testing-topology.aspx
・ハードウェア関連情報
http://blogs.msdn.com/darrylru/archive/2009/10/09/fim-2010-performance-testing-hardware.aspx
※製品チームがリリースに際して実際にテストを行っている環境(トポロジ、スペック)だそうです。マイクロソフトのIT部門のワークロードに対応するサイジングになっているということです。(あくまでテスト環境用のハードウェアですよ、、と断りはついていますが・・・つまりは冗長性についてはあんまり考慮してないってことです)
まず、テストに使ったハードウェアスペックですが、下記の2種類です。
コンポーネント | 標準機 | ハイスペック機 |
CPU | Core2 Quad Q6600 2.4GHz | Xeon E5410(Quad Core) 2.33GHz x 2 |
メモリ | 4GB | 32GB |
ディスク | シングルドライブ | 136GB(10krpm) x 8 【内訳】 Cドライブ(OS/アプリケーション) x 1 Eドライブ(SQLログファイル) x 1 Fドライブ(SQLデータファイル) x 6(RAID0) |
次にトポロジです。
■標準的なトポロジ
いわゆるシンプルな構成です。
・ポータル、FIM Service、FIM Service用DBの同居(ハイスペック機)
・FIM Synchronization Service+DB(ハイスペック機)
の2台構成
■NLBトポロジ
少々複雑な構成です。
・ポータル x2 (NLB)(標準機)
・FIM Service x 2 (NLB)(標準機)
・FIM Service用DB x 1(ハイスペック機)
・FIM Synchronization Service+DB x 1(ハイスペック機)
の6台構成
現実にはハードウェアロードバランサーを使うケースや各DBをクラスタリングするケース、既存のMOSSの中にフロント(ポータル)を取り込む構成など色々あるとは思いますが、あくまでテストのスコープがFIM単体のパフォーマンスなのでこのような構成でテストをしているようです。
次回以降、これらの環境を使って各コンポーネントの実際のパフォーマンス測定を行った結果をご紹介します。
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