2017年8月23日水曜日

[Azure AD/Office365]Azure AD Connectでカスタムコネクタを使用する

こんにちは、富士榮です。

先日公開したAzure AD ConnectとCDATA API Serverを組み合わせたSalesforce.comへのプロビジョニングや、3年ほど前に公開したAzure AD ConnectからOpenAMのレポジトリとして構成したOpenDJへのプロビジョニングの記事では、Azure AD ConnectのMicrosoft Identity ManagerのSynchronization Serviceとしての機能を使ってカスタムのコネクタ(ECMA2エージェント)や組み込みのGeneric LDAP Connectorを使って「無理やり」、ADやAzure AD以外のシステムとの同期を実現していました。
※Azure AD ConnectにGeneric LDAP Connectorなどが同梱され始めたのは1年くらい前ですね。

実はこの構成、オフィシャルに公開されていなかっただけで、Premierサポートとの契約があれば使うことは出来たんですが、なかなかハードルが高いので、これまであまり言及してきませんでした。

しかし、Azure Active Directory PoCプレイブックの中に、しれっとGeneric LDAP Connectorを使ったオンプレミスLDAPとAzure ADの同期のシナリオが記載されていることに気が付いてしまいました(笑)

Generic LDAPコネクタ構成
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/active-directory-playbook-building-blocks#generic-ldap-connector-configuration

流石に、こんな注意書きが添えられていてハードルを上げまくっています。まぁ、やってみるとそれほど難しくはありませんが。
これは高度な構成で、FIM/MIM に関する知識を必要とします。 運用環境で使用されている場合、この構成に関するご質問については、Premier サポートを使ってお問い合わせください。

Azure AD ConnectがGAしたタイミングで公開されたドキュメントに書いてある構成が徐々に実現してきている、ということですね。




ちなみに以下のドキュメントを見ると、オンプレミスのLDAPなどへAzure AD Connectを使って接続する構成はFR(今後サポート)となっており、正式にサポートされたわけではないので、実際に利用する場合はPremierサポートと十分に協議をすることをお勧めします。

ハイブリッド ID ディレクトリ統合ツールの比較
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory/active-directory-hybrid-identity-design-considerations-tools-comparison



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