次期リリースである 2010 R2 がようやく見えてきた Forefront Identity Manager ですが、実はその後の機能拡張の方向性ってあんまり明確じゃないんです・・・。
と、ここに来て Microsoft の BHOLD の買収のニュースが流れてきました。
http://www.microsoft.com/pathways/bhold/default.htm
この BHOLD という会社ですが、これまでも FIM 2010 用のレポーティングツールである BHOLD Reporting for Microsft Forefront Identity Manager 2010 を出していたり、BHOLD Attestation や BHOLD Controls for IT Auditors などといった監査系のソリューションを強みにしている会社です。
まだ具体的にどのような機能が FIM に統合されていくのかについては「More information will be disclosed at a future date.」とのことですが、買収発表のページに現在の BHOLD 製品が FIM にアドオンとして、
・Managing access rights of people by role to achieve business goals while minimizing risk
・Increasing end user productivity through self-service role management and access recertification
・Aiding in risk management and GRC initiatives with respect to identities and their associated access rights
といった機能を提供していることが紹介されていますので、このあたりの機能は最低限盛り込まれていくことになるのでは?と思います。
2010 R2 での System Center Service Manager でのレポーティング機能の提供に加えて、BHOLD の持つテンプレートや Attestation 機能が盛り込まれれば、ようやく一通りの機能がビルトインされた製品スイートとして完成されていくことになる気がしますw
気になるのは、価格がどうなるか、そして、どんどん必要なサーバ台数が増えること、ですね。R2 での SCSM 統合にしても使おうとすると別に DWH サーバが必要になったりするのがハードルを上げてしまってると思いますので。
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