2021年5月27日木曜日

Build 2021で発表されたAzure AD B2Cのアップデート

こんにちは、富士榮です。


今年も Build のシーズンですね。

Ignite に比べて主に Developer 向けの Update がメインなカンファレンスなので Identity 要素は薄めですが、もろもろ発表はありました。

※主にこのセッションからです。


ざっくりですが、すでに発表済みだったものも入れるとこんな感じです。

(ドキュメントが公開されているものはリンクしておきます)



Apple ID サポートは2年くらい前にカスタムポリシーで実装してたやつですね。その後 Private Preview で一部では提供されていたので私も評価していたんですが、しばらく前に全面的にリニューアルされて出てきました。ただ、個人的には iOS も最近は Platform Authenticator としてつかえるので Apple ID としてサポートするよりも FIDO として実装しちゃった方がいいじゃないかな?と思ってます。(仕事で Azure AD B2C のデプロイする場合は FIDO でやっちゃってます)

昔実装した様子の動画



Verifiable Credentials を使ったログインは個人的にも注目している領域です。デモはされていましたが、正式に Claims Provider として Verifiable Credentials がサポートされるのかどうかはわかりません。




実は私も半年くらい前にこの辺りの実装をしてみてました。こんな感じの動きになります。



Identity Protection 連携はこちらも以前投稿したやつですね。ようやくGAです。



API Connector はカスタムポリシーを使いたくない人向けですね。(私はユーザーフローは基本使わない人なのであんまり興味ないです)



カスタムドメインもちょうど先日投稿したやつですね。Azure Front Door を使って実装するやつです。これまで Microsoft と交渉しないと使えなかった機能なので、今更ながらに非常に嬉しい機能です。



他にも Ask the Expert セッションを聴いていると色々とポロリもあったりして面白かったです。(TOTP の Private Preview の話とか)


最近は Identity Verification Partner との連携などエコシステムも育ってきつつある Azure AD B2C ですが、Microsoft 自身によるエンハンスも着実に進んでいるみたいなので引き続き楽しんで触っていけそうです。



2021年4月19日月曜日

[Azure AD B2C]カスタムポリシー内のエラーハンドリング

こんにちは、富士榮です。

たまには小ネタを。


Azure AD B2Cのカスタムポリシーを使ってUserJourneyを構成する際に悩ましいことの一つはエラーハンドリングです。

初期状態だと、UserJourney内のOrchestrationStepでエラーが発生した場合はエラーメッセージをパラメータにつけて呼び出し元のアプリケーションへリダイレクトする、という振る舞いをするので、アプリケーション側で発生しうるエラー毎に振る舞いを定義してあげる必要があります。


かっちりした開発をする場合はちゃんとアプリケーション側でエラーハンドリングをするのが正解だとは思いますが、アプリ側に手が入れにくい場合などある程度Azure AD B2C側でエラー画面を出して処理を止めたい場合もあります。こういう時に使うのがUserJourneyBehaviorsに定義するOnError Modeです。
とりうるパラメータと振る舞いは以下の通りです。
  • DisplayInService:Azure AD B2Cのフローの中でエラーメッセージを表示して処理を止める
  • ReturnToRequestor(Default):呼び出し元アプリケーションへエラーメッセージをつけて戻す

試しに絶対にエラーになるREST APIを呼び出すClaimsProviderを作りUserJourneyの中で呼び出して見ます。

ServiceUrlがhttps://www.example.com/apiとなっているのでNot Foundとなり、このTechnical Profileは絶対に失敗します。

このUserJourneyを呼び出すRelyingPartyのOnError ModeをDisplayInServiceにセットして見ます。


これでフローを実行してみると一番最初に貼り付けた画像の挙動(初期状態)とはことなり、Azure AD B2Cのフローの中でエラーメッセージが表示され、フローが停止します。



どちらが良いかはシナリオ次第ですが、デバッグ時はこちらのモードを使ったほうがわかりやすいかもしれませんね。


2021年4月6日火曜日

Azure AD Verifiable Credentialsがやってきた(Public Preview)

こんにちは、富士榮です。

ようやく出ました、Azure AD Verifiable CredentialsのPublic Preview。


AlexのBlog

https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-active-directory-identity/announcing-azure-ad-verifiable-credentials/ba-p/1994711


各種リソース

https://www.microsoft.com/en-us/security/business/identity-access-management/verifiable-credentials

某社もソリューションパートナーになってます。

この辺りからチュートリアルも触れるのでガシガシ触っていけると面白いと思います。

Microsoft Authenticatorを最新版にアップデートするとこんな感じでVerifiable Credentialsをどんどん発行していけます。これで各種デジタルな証明書を持ち運んでIdPにアクセスすることなくVerifierへ証明書を提示していくことができるようになるはずです。




2021年3月17日水曜日

[Azure AD B2C]遂にカスタムドメインがやってきた

こんにちは、富士榮です。


おそらくAzure AD B2Cユーザ最大の要望だったカスタムドメイン(b2clogin.comのサブドメインではなく持ち込みのドメイン)がようやくパブリック・プレビューになりました。

参考)b2clogin.comのサブドメインをカスタムドメインと言っていた頃の記憶


当時もコレジャナイ感を感じつつ、Azure AD B2Cを使っているはずのレアル・マドリードのサイトを見ると自前ドメインを使ってるやん、、的な羨望の眼差しを抱えつつ実案件ではUSまで押しかけてプライベート・プレビューとして個別にカスタムドメインをアンロックしてもらったり、と苦労していたものです。。。


この苦労は当然世界共通で、中にはWeb Appをフロントにたててrewriteを使って無理矢理カスタムドメインを実現してしまう猛者まで現れる、という状態でした。

(ちなみにこの方法、当然のことながら可用性は落ちますし、Identity Protectionを使ったクライアント判定もできなくなるのでオススメはできません)



ということで、ようやくパブリック・プレビューです。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/active-directory-b2c/custom-domain?pivots=b2c-custom-policy


仕組みとしては、Azure Front DoorをAzure AD B2Cの手前においてURLのRewriteする、という形です。ってこれ、上で紹介した猛者のやってた技をオフィシャルに実装した、という感じなんですね。

Identity Protectionなどはちゃんと効くのか、などはおいおい深堀りしてみるとして、まずはファーストルックです。


大まかな手順としては、

  1. Azure AD B2Cの実体となっているAzure ADにカスタムドメインを追加する
  2. Azure Front Doorを作り、b2clogin.comへ振り分け設定をする
  3. Azure Front Doorにカスタムドメインを設定する
という流れです。


順に確認してみましょう。

1. Azure AD B2Cの実体となっているAzure ADにカスタムドメインを追加する

ご存知の通り、Azure AD B2Cには実体となっているAzure ADが存在します。ポータルからAzure AD B2Cを立ち上げると、別のテナントが開き、その中でAzure AD B2Cの管理を行う、という形になります。この別テナントにもAzure ADが存在しているので、Azure AD B2Cの管理画面からテナントを変えずにAzure Portalのホームへ遷移、改めてAzure ADの管理メニューを開くと実体の管理ができるようになります。(分かりにくいですね)

そのテナントは通常のAzure ADなのでカスタムドメインを追加することができます。


ここで普通にカスタムドメインを追加し、ドメインの所有権の確認を行います。

これで第1段階はOKです。


2. Azure Front Doorを作り、b2clogin.comへ振り分け設定をする

次はAzure Front Doorを作って構成します。

Azure Front Doorは単純なエッジで動くレイヤ7のフロントサービスで、SSLのオフロードなどを含め高スケーラビリティなWebアプリをデプロイするのに役に立つサービスです。

必要な設定は、

  • フロントエンド設定(リクエストを受けるドメイン)
  • バックエンド(振り分け先となるWebアプリケーション)
  • 振り分けルール(パスやポートなど、バックエンドへの振り分け条件の設定)
の3種類です。

まずはフロントエンドです。この段階では適当な名前でAzure Front Doorドメイン(azurefd.net)上の名前を定義します。※どっちみち後でカスタムドメインをつけるので適当でOK、っていうことです。


次にバックエンドです。今回はAzure AD B2Cがバックエンドとなりますので、カスタムドメインを使いたいAzure AD B2Cのテナントドメイン名(xxx.b2clogin.com)を設定します。

最後が振り分けルールです。

ここでは特に考えずにフロントとバックエンドをストレートにマッピングしておきます。

ここもカスタムドメインを追加した後でちゃんと設定しますので仮でOKです。

これでAzure Front Doorの基本設定は完了です。


3. Azure Front Doorにカスタムドメインを設定する

次はAzure Front Doorにもカスタムドメインを設定します。ここで設定するドメインは先にAzure ADに設定したドメインと同じものを使う必要があります。

Azure Front Doorのフロントエンドまたはドメインよりカスタムドメインを追加します。

CNAMEの設定と検証が走るので必要なレコードをDNSサーバ上に設定する必要がありますが、設定としては単純にカスタムドメインを追加するだけです。


正常にドメインが追加できたら、振り分け規則についてもカスタムドメインの設定を行います。フロントエンドまたはドメインの設定より追加したカスタムドメインを選択するだけなので特に難しいことはありません。


とりあえず設定関係はこれで完了です。

(ちなみにSSL証明書もAzure Front Door側が勝手に設定するので別途買う必要はありません)

ただ、忘れがちな点が何点かあります。

  • カスタムHTMLをAzure Storage上に配置している場合はCORS設定を行う
  • redirect_uriや各種エンドポイントのアドレスも当然変わるので外部IdPなどに設定してあるredirect_uriやアプリに設定してあるエンドポイントアドレスを修正する

カスタムHTMLを使っている場合のCORS設定

外部IdP(LINEの例)のredirect_uriの追加



これで本当に設定完了です。


試してみる

とりあえず適当なアプリの設定を変えたらログイン要求をしてみます。



ちゃんとカスタムドメインで動きます。

id_tokenの中のIssuerのURIも変わっていることが分かります。


特にむずかしいことはなく、問題なく動きました。


とはいえ気になる点は何点か。
  • Identity Protectionなどフロントの環境を取得して動くサービスやカスタムポリシーの要求リゾルバはちゃんと動くのか?
  • カスタムドメインを設定しても、https://カスタムドメイン/xxx.onmicrosoft.com(もしくはテナントID)となってしまうのをhttps://カスタムドメインだけにできないか?(ルール設定でなんとかなる気もしなくもない)
  • SAML IdPとしてAzure AD B2Cをつごかす場合のIdPのEntityIDも変わっちゃう?
などなど。


引き続き試してみようと思います。











    2021年1月17日日曜日

    MATTRの分散型IDプラットフォームを触ってみる - その2

    こんにちは、富士榮です。

    前回に引き続きMATTRの分散型IDプラットフォームを触ってみます。

    前回はプラットフォーム自体のセットアップとIssuer DID、VC(Verifiable Credential)の設定までを行いましたので、今回はWalletに対して実際にVCを発行するところまでをやってみます。

    MATTRの基本的な考え方としては、バックエンドのプラットフォーム自体は認証やユーザ管理の機能を持たず外部のIdentity Providerと連携したIssuerを通じてVCを発行する、という形となっています。

    公式ドキュメントではAuth0と連携したIssuerを作成し、VCを発行する仕組みが紹介されていますので、まずはこれをやってみたいと思います。

    やるべきことは以下の3つです。

    • 外部OpenID Providerの構成
    • 外部OpenID Providerと連携したIssuerの定義を作成
    • 出来上がったIssuerでの発行リクエストをQRコードにしてWalletで読み取りVCを発行

    順番にやっていきましょう。

    外部OpenID Providerの構成

    先に触れた通り、Auth0を使って構成します。
    (ちなみに、Azure AD B2Cで構成しようとするとwell-knownまでのパスが深すぎてMATTR側でInternal Server Errorが出ます。リバプロなどでAzure AD B2Cをカスタムドメイン化して動かしてあげる必要があります。これは別のポストで今後紹介していこうと思います)

    Auth0は普段使っているテナントがそのまま使えるので特に問題はありません。
    やるべきことは、
    • アプリケーション(Client)を作成する
    • ユーザに発行すべきcredentialの型と値を属性として持たせる

    の2点だけです。

    まずはアプリケーション登録ですが、通常のRegular Web Applicationとしてクライアント定義をしていきます。


    MATTR側に設定するために必要なのはclient_idとclient_secretのみなのでアプリケーションを作成したこれらの値をメモしておきましょう。

    ちなみにredirect_uriについてはMATTR側でIssuer定義を行うと生成されますのでここでは設定しなくてもOKです。


    次にユーザに必要な属性を設定します。これもAuth0側の設定となりますが、該当のユーザを開き、user_metadataとして属性と値を設定します。サンプルに従いこんな感じに設定します。

    {
      "educationalCredentialAwarded": "Almuni 2020"
    }
    


    一旦はOpenID Provider側の設定はおしまいです。

    Issuerの作成

    次はMATTRのAPIを使って先のOpenID Providerと連携したIssuerの定義を行います。
    やるべきことは、以下のデータを設定したJSONをエンドポイントにPOSTするだけです。
    • 前回のPOSTで生成したIssuer DID
    • 先に取得したclient_id、client_secret、OPのurl(内部的に.well-knownを取得しにいくのでドメイン名の部分まで)
    • 属性のマッピング
    この辺りはMicrosoftの仕組みとほぼ同じですね。Rulesの定義の仕方もDIF(Decentralized Identity Foundation)で仕様化をしようとしているので、今後は統一されてくるのかもしれませんが。

    以下がサンプルに書いてあるIssuer作成のリクエストです。

    curl --request POST \
      --url https://tenant.platform.mattr.global/oidc/v1/issuers \
      --header 'Accept: application/json' \
      --header 'Content-Type: application/json' \
      --header 'Authorization: Bearer REPLACE_ACCESS_TOKEN' \
      --data '{"credential": {
                 "issuerDid": "did:key:z6MkjBWPPa1njEKygyr3LR3pRKkqv714vyTkfnUdP6ToFSH5",
                   "name": "University Attendance Credential",
                   "context": [
                     "https://schema.org"
                   ],
                   "type": [
                     "AlumniCredential"
                   ]
               },
               "federatedProvider": {
                   "url": "https://example-university.au.auth0.com",
                   "scope": [
                     "openid",
                     "profile",
                     "email"
                   ],
                   "clientId": "vJ0SCKchr4XjC0xHNE8DkH6Pmlg2lkCN",
                   "clientSecret": "QNwfa4Yi4Im9zy1u_15n7SzWKt-9G5cdH0r1bONRpUPfN-UIRaaXv_90z8V6-OjH"
               },
               "claimMappings": [
                   {
                     "jsonLdTerm": "alumniOf",
                     "oidcClaim": "alumni_of"
                   }
               ]
              }'
    

    結果、CallbackUrlを含むIssuerの設定情報が返ってくるので、この値をAuth0側のアプリケーション設定に追加します。

    小さくてわかりにくいですが、Response Bodyの中にCallbackUrlが見えます。


    WalletへVCを発行する

    ここまででVC発行の準備は整いましたので、Walletアプリを使ってVC発行要求を読み込んでみます。

    発行要求はこんなURLになるので、適当にQRコードにしてMATTRモバイルアプリで読み込ませます。
    openid://discovery?issuer=https://tenant.platform.mattr.global/oidc/v1/issuers/983c0a86-204f-4431-9371-f5a22e506599
    ※この最後のIDは先に生成したIssuerのIDです。


    QRコードを読み取ると左端の画像のようにCredential Offerとして表示され、ProceedをタップするとAuth0のログオンが要求され、成功するとCredentialを受け取流ことができます。



    発行されたVCはこんな感じで中身の確認ができます。


    全体に結構簡単でした。

    今後はMicrosoftのVC基盤との連携や連携するID基盤としてAzure AD B2Cを使う、などのカスタマイズを入れていこうと思いますので、ネタが溜まってきたらまたご紹介させていただこうと思います。


    2021年1月16日土曜日

    MATTRの分散型IDプラットフォームを触ってみる - その 1

    こんにちは、富士榮です。

    ここ数年、uPort〜Microsoft VC as a Serviceなど分散型ID(DIDs/VCs*)に絡んでいるわけですが、一昨年秋のIIWに参加したときにPoCの話を聞いたMATTRのプラットフォームがかなりいい感じに進化していたので触ってみました。

    * DIDs: Decentralized Identifiers

    * VCs: Verifiable Credentials


    MATTRについて

    会社自体についてはそこまで詳しく知りませんが、ニュージーランドの会社です。

    この辺りこの辺りでは有名ですね。

    現在、MATTRが提供しているのはプラットフォームと関連する開発ツール群のようです。

    プロダクトページより)


    MATTR Platformについて

    プラットフォームはコア機能として、

    • DID
    • Messaging
    • Verifiable Credentials
    • Verifiable Presentations
    に関する生成、取得、削除、検証に関する機能群を提供しています。

    また、拡張機能として、
    • OIDC Bridge
    • White Label Mobile Wallet & SDKs(提供予定)
    が、ロックイン回避のために以下の機能もあらかじめ提供しているようです。
    • 複数のDID Methodのサポート
    • Secure Storageのサポート
    • プラガブルなKey Managementのサポート
    IIWではOIDC Bridgeの部分のデモを見せてもらいました。
    当時、私はuPortとAzure AD B2CとLibJeIDを組み合わせて免許証をトラストアンカーにしたuPort Credentialを発行、B2BのWebサイトでの身元確認を行う、というようなデモを作ったりしていました。懐かしい。


    開発ツールについて

    プラットフォーム以外にも開発者向けに以下の機能が提供されています。
    • MATTR Mobile Wallet App
    • Sample Applications
    • MATTR Command Line Interface(提供予定)


    今回、プラットフォームのコア部分に関するSandbox環境を払い出してもらったので少し触ってみます。

    では、早速レビューを。

    トライアル申し込みをする

    まずは環境をもらうところからですが、先程のプロダクトページの一番下にSandbox環境のトライアル申し込みがあるので申し込んでみました。

    しばらくするとメールとSlackへの招待がくるので、Slackで担当の方と会話をすることになります。基本的にはKeybase上でトライアルテナントの情報とかシークレットなどを渡すからまずはKeybaseのアカウントを教えるように言われるのでアカウント名を伝えます。
    (Keybaseのアカウントを作るところから始めました)

    アカウントを伝えると今度はKeybaseのチャットで担当の人から以下の情報をもらえます。
    • tenantSubdomain: xxxx.sandbox.platform.mattr.global
    • tenantId: xxx-xxx-xxx
    • url: https://mattr-prod.au.auth0.com/oauth/token(Auth0使ってるんですね)
    • audience: https://platform.mattr.global
    • client_id: xxxxxxxxxxx
    • client_secret: xxxxxxxxxxx

    プラットフォームの設定を行う

    先にもらった情報があるとプラットフォームにアクセスできるようになります。(といってもAPIだけしか存在しないので、APIを叩きまくるんですが)

    詳細は
    に手順がのっているのでこちらをみながら進めます。

    API Auth Tokenを取得する

    要するに、先程Keybaseで伝えられたclient_idやclient_secretはAuth0のプラットフォームでaccess_token(MATTRプラットフォームのAPI Auth Token)を取得するためのものだったわけです。
    普通にclient_credentialsでaccess_tokenを取得します。

    curl --request POST \
      --url https://mattr-prod.au.auth0.com/oauth/token \
      --header 'Content-Type: application/json' \
      --data '{"client_id": "xxxxxxxxxx",
               "client_secret": "xxxxxxxxxx",
               "audience": "https://platform.mattr.global",
               "grant_type": "client_credentials"
              }’
    

    DIDを生成する

    まずはDIDを生成してます。
    methodとしてはkey、web、sovの3種類をサポートしているようです。
    didのエンドポイントにAPI Auth Tokenをつけて生成リクエストをPOSTするだけなので非常にシンプルです。
    curl --request POST \
      --url https://tenant.platform.mattr.global/v1/dids \
      --header 'Accept: application/json' \
      --header 'Content-Type: application/json' \
      --header 'Authorization: Bearer REPLACE_ACCESS_TOKEN' \
      --data '{   "method":"key",
                  "options": {
                      "keyType":"ed25519"
                  }
              }'

    うまくいくとDID Documentが返ってきます。
    MATTRのResolver APIもありますが、Universal Resolverでもちゃんと解決できるようになります。

    Issuerに関する情報を確認する

    DIDを発行することでIssuerのDID構成情報を確認することができるようになります。DIFのWell Known DID Configurationのスペックに対応しているようです。

    curl --request GET \
      --url https://tenant.platform.mattr.global/.well-known/did-configuration \
      --header 'Accept: application/json'
    

    結果、IssuerのDID構成情報が確認できます。

    VCを発行する

    こちらもAPIが用意されていますので、IssuerのDID、SubjectのDID、VCに含めるClaimなどを決めてPOSTしてあげるだけです。
    curl --request POST \
      --url https://tenant.platform.mattr.global/v1/credentials \
      --header 'Accept: application/json' \
      --header 'Content-Type: application/json' \
      --header 'Authorization: Bearer REPLACE_ACCESS_TOKEN' \
      --data '{"@context":["https://www.w3.org/2018/credentials/examples/v1" , "https://www.w3.org/2018/credentials/v1"],
               "subjectId":"did:key:z6MkjBWPPa1njEKygyr3LR3pRKkqv714vyTkfnUdP6ToFSH5",
               "type":["AlumniCredential"],
               "claims":{"givenName":"Jamie",
                         "familyName":"Doe",
                         "alumniOf":"Example University"},
               "issuer":{"id":"did:key:z6Mkg7FkYxUpSKBEUJMeG91A9vz66GfWxB4m9Lq81AMZ7wNT",
                         "name":"Example University"},
               "persist":true,
               "revocable":true
              }'
    

    ありがちな卒業生である証明を発行するサンプルですね。

    発行したVCは同じAPIのエンドポイントにGETしてあげると一覧表示されます。

    とりあえず最低限必要な機能はちゃんと動いていますし、他にもVCのRevokeなど管理系のAPIも充実している感じです。

    Walletアプリも使えるようにしてもらったので、次回はOIDC Bridgeと合わせてWalletへのVP/VC発行とOIDC-DID Authのゲートウェイでのログインなどチュートリアルにそって試してみようかと思います。