2011年12月6日火曜日

[Office365] ディレクトリ同期ツールの64bit版はFIM2010のビルド5.x


先日のエントリで 64bit 版のディレクトリ同期ツールがリリースされたことを書きましたが、ようやくインストールする時間が取れたので少し構造を見てみました。

やり方としては非サポートですが、前回ベータ版で行った方法(Synchronization Server の管理コンソールを直接起動)です。

ベースとなっている物のバージョンですが、前回は Identity Lifecycle Manager 2007 FP1 がベースでしたが、64bit 化に伴い、 Forefront Identity Manager 2010 がベースになっています。

ビルドを見てみると、ビルド番号は 5.0.227.2 となっています。





































ん?5.x
これまで FIM2010(Synchronization Service)のビルドは 4.x (無印は 4.0.x、R2 は 4.1.x)でした。

参考)現状の FIM2010 のビルド一覧
4.0.2592.0 RTM
4.0.3531.2 http://support.microsoft.com/kb/978864
4.0.3547.2 http://support.microsoft.com/kb/2028634
4.0.3558.3 http://support.microsoft.com/kb/2272389
4.0.3561.2 http://support.microsoft.com/kb/2443871
4.0.3573.2 http://support.microsoft.com/kb/2417774
4.0.3576.2 http://support.microsoft.com/kb/2502631
4.0.3594.2 http://support.microsoft.com/kb/2520954
4.1.1906.0 R2 RC


ちなみにこれは歴史を振り返ると
・Zoomit VIA (マイクロソフトによる買収前) / 流石にビルドバージョンは知らない。。。
・Microsoft Metadirectory Server 2.x (日本未発売) / Build 2.x
・Microsoft Identity Integration Server 2003 / Build 3.x
・Identity Lifecycle Manager 2007 / Build 3.x
・Forefront Identity Manager 2010 / Build 4.x
という形で内部バージョンを持っていました。

ここで 5.x が本流の FIM とは別の流れで出てしまった、という事実は次の FIM のメジャーバージョンアップに何か影響があるのでしょうか。。。
まぁ同期のアーキテクチャは既に10年以上もほぼ変わっていないので、そろそろ別のものに??もしくは打ち止め??などと想像してしまいます。

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