2012年6月20日水曜日

[Office365]アイデンティティ管理製品の導入契機の変化?


Office365 のブーム?に乗ってアイデンティティ管理(プロビジョニング/ディレクトリ同期やフェデレーション)にもフォーカスが当たるようになってきた今日この頃です。

例えば、この blog でもたびたび紹介してきている、Forefront Identity Manager 2010 (FIM)Active Directory Federation Services 2.0 (AD FS2.0) は製品自体の機能をフルに活用した導入というよりも Office365 との連携のためのツールとして活用される場面が大半を占めているように感じます。

・Forefront Identity Manager 2010
 Office365 の標準のディレクトリ同期ツール(中身は FIM Sync)では対応できないマルチフォレスト構成の Active Directory との同期を行う場合に利用されています。

・Active Directory Federation Services 2.0
 Office365 へのシングルサインオンは現状これを使うしかありません(サードパーティも今後増えてくるとは思いますが)


そのような動きに合わせてこれまでなかなかリリースされることのなかった管理者向けの書籍などもリリースされてきています。

ひと目でわかるAD FS 2.0&Office 365連携(もうすぐ発売)

Active Directory ID管理ガイド Microsoft Forefront Identity Manager 2010で実装するID統合管理ソリューション(ちょっと前にリリース)


この動きをきっかけにとりあえず導入が進めば本格的に使う企業も出てくるでしょうし、単なる便利ツールとしての活用だけではなくガバナンス面などを含めた使い方をすることにもなってくると思います。
と、言うことで次に来るのはずばり「Office365 の利用を統制する」というテーマかも知れません。そうなると FIM 2010 R2 / BHOLD Suite のアテステーションやレポーティング機能の使いこなし方、、、みたいな本がでてくるかも知れませんね。#超ニッチですが。

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