2013年2月28日木曜日

#idcon mini に参加してきた

Identity Conference Mini に参加しました。
 - http://atnd.org/events/36953


今日は、@hdknr さんによる OneID と Self-Issued OP の話と私が SCIM 関係の話をさせてもらいました。

@hdknr さんの OneID、Self Issued OP の話では、 OneID のサービスの話が聴けました。
ざっくりいうと、OP で認証するときに ID / Password の代わりに、スマートフォンを使って認証する、という仕組みのようです。
流れとしては、
1.ブラウザで RP へアクセス
2.OneID によりブラウザ上に QR コードが表示される
3.携帯電話で QR コードを読み、OP へ=認証
4.ブラウザへトークンが渡され、RP へアクセス可能
というような感じでした。

PC と 携帯の間で KeyPair を共有しており、認証済みの携帯で QR コードを使って OneID へアクセスすることで認証とみなす、という形です。

メリットとしては
・パスワードがいらない
・OP へ渡る属性は暗号化されており、OP の運営者でも内容を参照できない
という2点がメインです。


次に、私が SCIM の話をしました。
若干無理やりではありますが、Windows Azure Active Directory がプロビジョニング API として Graph API を採用しているのは何故か?今後サービスプロバイダは SCIM を使うのが良いのか?Graph を使うのが良いのか?という話をしました。結果的に答えはないのですが、私の個人的な考えとしては、SCIM が目指したのはあくまでスキーマやプロトコルの標準化によるコスト削減や複雑性の低減で、Graph の目指すオブジェクト(ノード)とオブジェクト間の関係性(Edge)の表現とは別お世界であり、今後は現行の SCIM の様に同一レポジトリ内のオブジェクト間の関係(memberとmemberofなど)だけではなく、Federation などによる外部レポジトリ上のオブジェクトとの関係性についても表現することが大切になるのではないか?という話をさせていただきました。

以下が、資料です。
スライドにも書きましたが、答えがない世界なので色々と議論が継続的にできれば、と思います。

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