こんにちは、富士榮です。
永らくMicrosoftの提供するION(アイオン)のDID Method、did:ionはUniversal Resolverでは解決できず、Microsoftが提供するリゾルバ(discover.did.microsoft.com)を使うしかありませんでした。
参考)DIDリゾルバあれこれ
今回、Universal ResolverのレポジトリにIONサポートのコードがマージされたことで、did:ionの解決ができるようになりました。
https://github.com/decentralized-identity/universal-resolver/pull/154
早速、レポジトリをcloneして試してみましょう。
手順はREADME.mdにある通り、
git clone https://github.com/decentralized-identity/universal-resolver
cd universal-resolver/
docker-compose -f docker-compose.yml pull
docker-compose -f docker-compose.yml up
とするだけです。
面倒ならhttps://dev.uniresolver.io/を使うのも良いと思います。
ローカルにデプロイしたUniversal ResolverとMicrosoftがホストしているリゾルバ、dev.uniresolver.ioそれぞれでテスト用のdidを解決してみました。
■ローカル
http://localhost:8080/1.0/identifiers/did:ion:xxxxxxxxxxxxxxxx
https://beta.discover.did.microsoft.com/1.0/identifiers/did:ion:xxxxxxxxxxx
■dev.uniresolver.io
まぁ、当たり前に解決できます。
ただ、MicrosoftのVerifiable Credentialsサービス経由で発行したdidは今のところローカルにデプロイしたdid driverでは何故か解決できませんでした。Microsoftのdiscoverサービスやuniresolver.ioだと解決できるので、まだコードに差分があるのかもしれません。
引き続き要ウォッチです。
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