こんにちは、富士榮です。
たまには小ネタを。
Azure AD B2Cのカスタムポリシーを使ってUserJourneyを構成する際に悩ましいことの一つはエラーハンドリングです。
初期状態だと、UserJourney内のOrchestrationStepでエラーが発生した場合はエラーメッセージをパラメータにつけて呼び出し元のアプリケーションへリダイレクトする、という振る舞いをするので、アプリケーション側で発生しうるエラー毎に振る舞いを定義してあげる必要があります。
とりうるパラメータと振る舞いは以下の通りです。
- DisplayInService:Azure AD B2Cのフローの中でエラーメッセージを表示して処理を止める
- ReturnToRequestor(Default):呼び出し元アプリケーションへエラーメッセージをつけて戻す
試しに絶対にエラーになるREST APIを呼び出すClaimsProviderを作りUserJourneyの中で呼び出して見ます。
このUserJourneyを呼び出すRelyingPartyのOnError ModeをDisplayInServiceにセットして見ます。
これでフローを実行してみると一番最初に貼り付けた画像の挙動(初期状態)とはことなり、Azure AD B2Cのフローの中でエラーメッセージが表示され、フローが停止します。
どちらが良いかはシナリオ次第ですが、デバッグ時はこちらのモードを使ったほうがわかりやすいかもしれませんね。
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