2011年7月17日日曜日

[ACSv2] Powershell で ACS を管理する - その2 -

前回のポストで紹介した PowerShell のコマンドレットで ACSv2 の Management Service を操作する方法の件ですが、早くも CodePlex にコマンドレットの新版が公開されました。

以下の点が変更されています。

■複数形での指定がなくなった
PowerShell のお作法にのっとり、Get-hogehoge*s* ではなく Get-hogehoge で引数を省略することで対象をすべて取得する

例えば、登録されているIdPをすべて取得する場合、以前のバージョンでは
 Get-IdentityProviders
を使っていましたが新版では特定のIdPの情報を取得する際に使っていた
 Get-IdentityProvider
に -Name で IdP 名を指定せずに使うことになります。

特定の IdP の情報を取得する(旧版と変わらず)
 Get-IdentityProvider -Namespace xxxx -ManagementKey yyyy -Name zzzz
登録されている IdP をすべて取得する(旧版では Get-IdentityProviders)
 Get-IdentityProvider -Namespace xxxx -ManagementKey yyyy

■100以上のエントリ取得に対応
旧版では100以上のエントリが存在している場合は情報の取得ができませんでしたが、新版では改善されているようです。

■ServiceIdentity および ServiceIdentityKey に関するコマンドレットの追加
旧版では ServiceIdentity および ServiceIdentityKey に関する操作が出来ませんでしたが以下のコマンドレットが追加され、操作を行うことが可能となりました。

以下が新しく追加されたコマンドレットです。
種別コマンドレット名概要引数説明
Service IdentityAdd-ServiceIdentityService Identity を追加する-ServiceIdentityService Identity オブジェクト
-NameService Identity 名
-Description説明
Get-ServiceIdentityService Identity 情報を取得する-NameService Identity 名
Remove-ServiceIdentityService Identity を削除する-NameService Identity 名
Service IdentityKeyAdd-ServiceIdentityKeyService IdentityKey を追加する-ServiceIdentityKeyService IdentityKey オブジェクト
-NameService IdentityKey 名
-ServiceIdentityName対象 Service Identity 名
-Key対象鍵(256bit)
-Password *1パスワード
-Certificate *1X.509 証明書
-EffectiveDate *1開始日
-ExpirationDate有効期限
Get-ServiceIdentityKeyService IdentityKey 情報を取得する-IdService IdentityKey の Id
-ServiceIdentityName対象 Service Identity 名
Remove-ServiceIdentityKeyService IdentityKey を削除する-IdService IdentityKey の Id
-ServiceIdentityName対象 Service Identity 名

*1) Key / Password / Certificate はどれかを選択

■Add-系のコマンドレッドの引数にGet-系で取得したオブジェクトを指定可能となった
例えば$RP = Get-RelyingParty -Name xxx ... で取得したオブジェクト($RP)を Add-RelyingParty -RelyingParty $RP ... という形で指定できるようになっています。このことで特定 NameSpace に設定されている Relying Party をそのまま別の NameSpace へコピーすることが出来るようになっています。


■設定のバックアップ/リストア用のサンプルスクリプトの提供
これは直接はコマンドレットではないのですが、セットアップしたフォルダ配下に設定のバックアップやリストアを行うためのサンプルが提供されています。

バックアップ用:ExportNamespace.ps1
リストア用:ImportNamespace.ps1



これで、Web管理画面からできることはあらかた出来るようになってきました。
自動化や手順化をする上では非常に役立つツールだと思います。

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