今回のテーマは前回書いたとおり、「The Business Impact of Identity Management with ILM"2"」でした。
今回は参加者数が35人程度と前回より少なめでした。
アジェンダは以下の通り。
・Intro to Ensynch
・Business Challenges vs. Technical Challenges
・Technical Issues that Identity Management Solves
・Business Benefits
・Estimate Cost and Savings/Gains
・ROI Opportunity
・QA
今回は特にILM"2"に特化した話ではなく一般論としてのビジネス上の課題と、それをIdMがどのように解決するのか、という話が中心でしたのでありふれた話ではありました。
話の中で紹介されていたのが、多少こじつけ感もありますが、以下のような内容です。
ビジネス上の課題 | 根本となるビジネス上の問題 | 原因 | 技術的な原因 |
ビジネスの立ち上がりが遅れる | 従業員が受け取っていてしかるべきコミュニケーションができない | eMailアカウントを持っていない 適切なメーリングリストに入っていない | メーリングリストの自動化ができていない |
従業員が顧客要求を実現できない | 従業員がしかるべきリソースへアクセス権限を持っていない | 必要なシステムへアカウントがプロビジョニングされていない 必要なグループやロールのメンバになっていない 従業員がパスワードを忘れてしまった | グループやロールの自動管理ができていない パスワードリセット機能が存在しない |
顧客情報や株価に影響する情報の漏えいや価値のある情報の破壊が起きる | 従業員がアクセスできるべきでないリソースへアクセスできてしまう 退職後の社員がリソースへのアクセス権限を保持し続けている | パーミッションが緩い ユーザアカウントが削除されていない | グループの自動管理ができていない 自働デプロビジョニングができていない アテステーション機能がない |
従業員が顧客の問題をエスカレーションする適切な相手を見つけられない | 従業員が互いに正確で最新のコンタクト先情報を見つけられない | 全社アドレス帳やデータベースが同期されていない | IDAツールで同期されないディレクトリが乱立している |
この手の話は非常にありふれている上にかなりこじつけ(必要条件かもしれないが十分条件ではない)ので、USのユーザはどのように感じたのか微妙な感じです。
結局この話の後はCALの半額キャンペーンの話があったり、サーバライセンスが$1という超特価の案内があって、そのまま話は終わって行きました。。。。
今後のWebinarですが、
2/25:Workflow関連
来月:Business Impact of Geneva
といった予定だそうです。
個人的にはマイクロソフトのクラウドでのビジネスモデルが気になるので、Genevaの話を是非聞いてみたいと思います。また面白かったらレポートします。
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