年度末/年度初めのバタバタで久しぶりの更新となってしまいました。
4/13(月)に東名阪第1弾となる大阪会場でのExgen Networksパートナーミーティングが開催されたので参加してきました。
パートナー向けということもあり、販売実績や販売傾向(やっぱり大学に強い)という話や新バージョンの機能やロードマップ関連の発表がありました。
話として興味深かったのは、2008年度の販売傾向を分析すると、
・IDワークフローや監査系のプラグインが伸びている
・スモール~ミドルTier(1000名~2000名)の顧客への導入が伸びている
ということでした。
やはり大企業へのIdMは一巡しており、今後は中小規模への導入が進む、ということとIDワークフローや監査系の機能は内部統制関連の対応ということだと思います。
ある意味非常に安価な製品なので中小規模の顧客の内部統制対応という領域をターゲットにしばらくは好調なのかも知れません。
後は、IdM製品専業ベンダということで次のビジネスは何かを模索する一貫として昨年度からExgen Networksでは「クラウド」をテーマとして挙げています。
具体的にはサイオステクノロジーとのアライアンスでGoogle Appsへのプロビジョニングプラグインの開発などという形で話を進めているようですが、そのあたりの話がサイオステクノロジーの中田さんから、後はスペシャルゲストでマイクロソフトの安納さんからAzureの話がありました。中田さんはともかく、安納さんは懇親会でも言っておられましたが「思いっきり競合」という非常にアウェイ感漂う中で頑張って?おられたと思います。
まぁ、今後の発展を期待したいところですがある意味狭義のIdMの典型であるプロビジョニング製品ベンダがクラウド世界におけるIdMというところに手を伸ばすのはなかなかハードルの高い話だな~というのが正直な感想でした。
LDAP ManagerのレポジトリとなるLDAPをHP Ice Wall SSOのレポジトリとしてSAML IdPを構築する、という話は実績を含めて出てきているようですが、認可回りなどはまだ手つかず、という感じです。
また、せっかくマイクロソフトとのコラボレーションも現場では実現しているので、LDAP Manager+Genevaといった組み合わせで、Azureと他のサービスのSSOなんて言うのも取り組みとしては面白いかも知れません。
いずれにしても今後に期待、というところです。
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