※ちなみに他のResource Kitと同様にマイクロソフトは非サポートです。。。ログのクリアツールなど、これがないと実際問題運用できないと思うんですが・・・
まずは、手始めということでどんなツールが入っているのかを見てみます。(下表)
結構な数のツールが入っています。
ツール名 | 概要 |
AttributeFlowViewer | AttributeFlowViewerはMetaVerseのすべての属性情報をHTMLファイルおよびXMLファイルへエクスポートする |
Converting XML data | 例えばCSexport.exeなどを使ってMIIS2003のデータをエクスポートする際、XML形式の出力ファイルを読みやすい形式(たとえばCSVなど)に変換する。XMLデータはXSLおよびMSXSL.exeを使って変換される。MSXSL.exeはマイクロソフトのWebサイトからダウンロード可能である |
FileViewer | FileviewerはファイルベースのManagement Agentのインプットファイルを解析する。トラブル解析時にこのツールを使うとエラーが発生した行もしくはエントリを見つけることができる。Fileviewerは巨大なインプットファイルから特定の行もしくはエントリを見つけるために有用である |
GetMailAddress | 他のMIIS2003リソースツールキットの中のツールとは違い、GetMailAddressはスタンドアロンアプリケーションではない。このツールはVB.NET用のサンプルアプリケーションで、どのようにConnectorSpaceオブジェクトからmail属性を検索し取得ことができるかのデモンストレーションになっている。 |
MIIS Dynamic Help | MIISダイナミックヘルプはVisual Studio .NET 2003のダイナミックヘルプを使うために必要なDeveloper Referenceをインストールする。 Visual Studio .NET2003環境へMIIS2003のDeveloper Referenceヘルプファイルを追加することにより、MIIS2003 Rules Extensionをコーディングしたりデバッグする際にDeveloper Referenceにアクセスすることができる。 |
MIIS Provisioning Assistant | MIIS Provisioning Assistantは単純なオブジェクトのプロビジョニングおよびデプロビジョニングを行うためのMetaVerse Extensionの生成を支援する。また、MIIS Provisioning AssistantはVisual BasicやC#を使って追加コードを書くためにVisual Studioのプロジェクトファイルも生成する。 |
MAConfigurationViewer | MAConfigurationViewerはManagement Agentの設定をHTMLで表示する。このツールはManagement AgentをエクスポートしたXMLファイルを指定したXSLファイルに定義された変換ルールを適用することでHTMLファイルを生成する。 |
MASequencer | MASequencerはManagement Agentの実行順序を自動化するために使用される。このツールを使うと、Management Agentの停止、再開、一時停止操作をインタラクティブに実行することができる。MASequencerはManagement Agentの実行シーケンス情報を含むXMLファイルをインプットとして使用する。 |
MASequenceConfiguration | MASequenceConfigurationはMASequencerのインプットとして使用されるXML設定ファイルを生成する。また、このMASequencerの替わりにこのツールでManagement Agentを実行シーケンスを開始することもできる。 |
MIISClearRunHistory | MIISClearRunHistoryはMIIS2003サーバから特定の日付までのManagement Agentの実行履歴を消去する。このツールはMIIS2003サーバから実行履歴を削除する前にテキストファイルへ保存するオプションも提供している。パラメータなしで実行するとユーザに対してMIIS2003サーバからすべての実行履歴を削除するかどうかを聞いてくる。 |
MIISDCInfo | MIISDCInfoはユーザが入力した対象ドメインのドメインコントローラ名、IPアドレス、フォレスト名からドメイン内、フォレスト内の別ドメインのドメインコントローラの詳細な設定情報を検索し表示する。 |
MIISDNSearch | MIISDNSearchはActiveDirectoryドメインとその子ドメインを検索し特定のオブジェクトのDNを表示する。ドメイン名を指定しない場合、本ツールはシステムの所属するローカルドメインを検索し、指定した場合は指定したドメインを検索する。 |
MIISDSNameConverter | MIISDSNameConverterはディレクトリサービスオブジェクトの名称を指定した形式から指定した形式へ変換する。また、本ツールはドメイン名もしくはフォレスト内の別のドメイン名を指定することでドメインコントローラの名称を出力することもできる。 |
MIISInfoBackup | MIISInfoBackupはMIIS2003の設定とシステム情報を取得し特定のフォルダに保存する。ユーザはMIIS2003のどのような情報を取得し保存するかを決定する入力ファイルを設定する。本ツールを実行するユーザはMIISAdminsグループに所属する必要がある。 |
MIISLogBackup | MIISLogBackupは<MIISインストール先フォルダ>\MAData\<Management Agent名>フォルダから特定のManagement AgentもしくはManagement Agent一覧に関するすべてのファイルを特定のフォルダへアーカイブする。アーカイブ後にファイルを削除することも可能である。 |
MIISSecurityGroupInfo | MIISSecurityGroupInfoはWindows Server 2003もしくはWindows 2000が実行されているサーバ上の特定のグループのメンバシップ情報を表示する。本ツールは各メンバについてユーザ名およびSIDを表示する。 |
MIIS Service Monitor | MIIS Service Monitorは一定の間隔でMIIS2003サーバのシステム状態(サーバステータス、パフォーマンスとメモリ状態、Management Agentの動作状況、システムイベント状態)をポーリングし、表示する。MIIS Service MonitorはWindows Server 2003もしくはWindowsXPが実行されているコンピュータ上で実行される。MIIS2003サーバ情報にアクセスするためにはユーザはMIISAdminsもしくはMIISOperatorsグループに所属している必要がある。 |
MIISSQLDiag | MIISSQLDiagはMIIS2003のサービス状況(SQL Serverのステータス、MIIS2003 Serverが使用するSQL Serverの設定情報)を取得し表示する。パラメータなしで実行すると、MIISSQLDiagは以下の情報を表示する。 ・MIIS 2003サービス状態 ・SQL Server名称 ・SQL Serverインスタンス ・SQL Server上のMIIS 2003データベースの名前 |
MIISWorkflow | MIISWorkflowはWebベースのインターフェイスでアカウントの要求と承認を行うためのソリューションのサンプルである。完結したソリューションとして提供されるわけではないが、カスタムアプリケーションを構築するための開始点として利用することが可能である。MIISWorkflowはアカウントの作成、削除、無効化および名称やステータス、グループメンバシップなどのアカウント情報のライフサイクルを管理する承認ベースのプロビジョニングツールのためのフレームワークとして単純で典型的なワークフローを作成することを支援するアプリケーションである。本ツールはC#およびASP.NETを使用することで拡張とカスタマイズが可能である。 |
MVConfigurationViewer | MVConfigurationViewerはエクスポートされたMetaVerseスキーマファイルを変換用XSLファイルを使ってHTMLへ変換するために利用される。変換された情報はTransformedMVConfig.htmlというファイルに保存される。 |
PCNSLookup | PCNSLookupは指定したドメイン内のすべてのドメインコントローラから各ドメインコントローラ上のPCNSのステータスを取得し表示するためのVisual Basicスクリプトである。PCNSLookupを実行するためには対象ドメインのDomain Adminsグループに所属している必要がある。出力情報はデフォルトでは画面上に表示されるが、CSVファイルに保存することも可能である。 |
次回よりシリーズでダウンロード/インストールから初めて各ツールの使い方を簡単に解説していきます。
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