さて、延期されてから半年ほどたつFIM2010も延期の際に発表されたスケジュール通りに進んでいればそろそろRC1。海外ではILM2007からの移行のアセスメントサービスが立ち上がったりしつつある様子も見え隠れしています。
私もそろそろ試してみよう、、と思いながら時間が取れない日々を過ごしていますが、ぼちぼち情報の整理から始めていきたいと思います。
「移行」といっても環境、設定、データと考えなければいけない要素は色々とありますので、まずそれぞれについてILM2007とFIM2010の違いをまとめるところから始めていきます。
ざっくり下記の表のような違いが両バージョンの間にはあります。(抜けだらけです。検証しながら埋めていきます
対象 | ILM2007 | FIM2010 | マイグレーション方法 | |
動作環境 | OS | Windows Server 2003 R2 (32bit) | Windows Server 2008 (64bit) | 別サーバへの新規インストール |
DBMS | SQL Server 2005 SP2 (32bit) | SQL Server 2008 (64bit) | 別サーバへの新規インストール | |
開発環境 | Visual Studio 2005 | Visual Studio 2008 | 新規インストール | |
Portal | - | WSS3.0 | 新規インストール | |
データ | CS/MV,MV Schema | MicrosoftIdentityIntegrationServerデータベース | MicrosoftIdentityIntegrationServerデータベース | デタッチ→アタッチ? |
設定 | Rules Extension | Visual Studio 2005 | Visual Studio 2008 | リコンパイル |
同期ルール | MA | MA、OSR | Export / Import?新規作成 | |
同期実行 | Run Profile | Run Profile | 再作成? |
また、環境によっては色々と不具合が出るような話もあるので注意が必要なようです。(たとえばFIM2010のMetaverseのスキーマにはデフォルトでobjectSidという属性があるのですが、ILM2007の環境でADAMとの同期をとるうえでobjectSIDという属性をMetaverseに拡張してしまった、という環境だとコンフリクトがでたりするそうです)
そのあたりも含め、順番に手をつけていきたいと思います。
(仮想環境に環境を作っていたのですが、クローン元のOSのディスク容量が小さすぎたことに気付かないままDCとDBサーバをつくってしまい心が折れています。。作り直しです。。)
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