月末~月初ということで更新が滞っていましたが、その間にFIM関連も少々情報UPDATEがありましたので、お知らせします。
connectサイトにて配布が開始されています。
UPDATE内容は下記の通りです。
1.前提となる環境
※このUPDATEから必要となる環境が変わっているので注意が必要です。
- Windows Installer 4.5
- FIM Service : SQL Server 2008 Service Pack 1
- Outlook用Add-In : Outlook 2007 Service Pack 2
2.新しくサポートされた環境
◆FIM Certificate Management向け
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server Datacenter Edition
◆プロビジョニング先として
- Exchange2010
◆その他
- SQL ServerのFailOver Clusterのサポート
- FIM Serviceを停止しない状態でのデータベースバックアップのサポート
3.改善点(中心はFIM Synchronization Service)
- バグ修正(マルチマスタ属性関連)
- FIM MAがexport中のエラーメッセージを保持する様に修正(FIM Synchronization Serviceのイベントログを見る必要性がなくなった)
- リソースの削除を行う権限を持つMAを複数持つことを可能とした
- 以下の2つのプロビジョニング用の関数を追加した
- 1)NULL
- 2)ReplaceString
- GAL MAのサポート(ILM2007 FP1 SP1と同様の改善)
- Forestまたぎのグループ管理用にDomainSynchronizationActivityの代わりにビルトインロジックの導入
4.新しいMPRタイプの追加
- Set Transition MPR(Setのメンバシップの変更時に適用するポリシーの作成を簡単にすることが可能)
尚、このアップデートを適用することにより、グループ管理ワークフローの定義を削除してしまうので、注意が必要です。
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