2010年2月23日火曜日

FIMの技術仕様詳細ドキュメント

FIMに関するマニアック情報って色々とあるんですが、普通に使う分には使い道がなかったり、マニアック過ぎて読み解くのが非常に困難(英語だし)、、ということであまり紹介してきませんでしたが、今回は少し紹介してみます。

MSDNに「Open Specifications Developer Center」というサイトがあります。














ここではマイクロソフト製品に使われている技術仕様が公開されているのですが、その中にFIMに関連する仕様も存在しています。(Windows Protocols→Application Services and .NET Framework Protocolsの中)

タグタイトル説明
MS-UPSCDAPUser Profile Synchronization (UPS): Configuration Database Data Access Protocol Specification構成データベースへのアクセスプロトコル仕様の解説
MS-UPSCDSUser Profile Synchronization (UPS): Configuration Data Structure構成データベースのデータ構造の解説
MS-UPSCPUser Profile Synchronization (UPS): Configuration Protocol Extensionsオブジェクトの作成、変更、削除、列挙をするために使用するSOAPメッセージなどの解説
MS-UPSDBDAPUser Profile Synchronization (UPS): Database Data Access Protocol Specificationデータベースへのアクセスプロトコルの仕様やストアドプロシージャの解説
MS-UPSLDAPUser Profile Synchronization (UPS): Lightweight Directory Access Protocol Version 3 ExtensionsADDSやiPlanetをはじめとする各種ディレクトリサーバへのLDAPアクセスの仕様解説
MS-UPSMODSUser Profile Synchronization (UPS): Management Objects Data Structureデータソースの同期を決定づける管理オブジェクトの構造の解説
MS-UPSSCXPPUser Profile Synchronization (UPS): Schema Exchange Protocol ProfileWS-MetaDataExchangeでのスキーマ交換の仕様解説


さすがに全部は見きれていませんが、エラーメッセージ一覧と意味、発生するトリガーなどがかなり細かく書いてあったり、データベースやオブジェクトの構造、ADDSやiPlanetなどの各種ディレクトリアクセスMAのLDAPアクセスの仕様など、トラブルが起きた時などには非常に役立つ情報ばかりです。(どちらかというとプロダクトサポート向けかも・・・)

他にもコードレスプロビジョニングに関する特許申請文書など色々とマニアック文書が存在していますが、なかなか手がつけられていません。。。気が向いたら解読して紹介したいと思います。(確かにERL/EREやDREなどの思想/仕様を押さえるうえでは役に立つので)

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