4月下旬にconnectサイトにリリースされたMicrosoft Identity Manager 2016 CTP4ですが、今回のバージョンからインプレース・アップデートに対応しています。
※現状FIM CMについてはバグがありアップデート出来ないようですが。
参考)
[MIM]新しいPublic Previewがリリース、MIM2016へ
http://idmlab.eidentity.jp/2015/04/mimpublic-previewmim2016.html
今回はSynchronization Serviceのインプレース・アップデートを行ってみます。
◆結果
今のところ何の問題もなく、HotFixを適用するのと同じ程度の手間でアップデートが出来ました。
(特にSyncエンジンは殆ど何も変わっていないので、当たり前ですが)
また、ECMA2で作成したGeneric REST MAについても簡単な確認をした限りでは問題なく使えていそうです。
◆アップデート手順
まず、アップデート前のバージョンを確認しておきます。
2つ前のHotFixが適用されたForefront Identity Manager 2010 R2 SP1(FIM2010R2)ですね。
早速connectからダウンロードしたCTP4を解凍し、Synchronization Serivceフォルダ以下のsetup.exeを実行します。
ちゃんとUpdateとして認識してくれているようです。
まだ、バージョン番号がMicrosoft Identity Manager 2015のままですね。
アップデートなので基本的な設定は引き継いでくれます。
色々と注意事項がでますがセットアップを継続です。
セットアップはすぐに終ります。
特に問題なくセットアップフェーズは進みました。
◆確認
早速Synchronization Managerを起動します。
起動時のロゴがMicrosoft Identity Managerになっていますね。
しかし、バージョン情報を見ると相変わらずFIMのままです。
ビルド番号は流石に4.1.1790.0と新しくなっていますが。
この状態で簡単に管理エージェントを動かしてみましたが、特に問題なく動きました。
ここまでです。Synchronization Serviceについては何の問題もありませんでした。
次回はFIM Servive/Portalのアップデートをやってみまたいと思います。
(こちらはそれなりに変な動きをしてくれています。流石にモジュール構成の変更が多いので難しい部分だったのだと思います)
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