こんにちは、富士榮です。
以前紹介したAzure AD Connectでのディレクトリ同期時にUPNやProxyAddressが重複しないように自動的にサフィックスをつけてくれるオプションがいよいよ全テナントで強制的に有効になるようです。
以前の紹介記事
[Azure AD/Office365]管理者は要注意。ディレクトリ同期に関する仕様変更
http://idmlab.eidentity.jp/2016/09/azure-adoffice365.html
簡単に内容をリマインドしておくと、複数のオンプレミスADから単一のAzure ADディレクトリへ同期したり、オンプレミスのUPN以外の属性(例えばメール属性)をAzure ADのUPNにマッピングするなど属性のユニーク性が担保されない環境で運用を行う際、ディレクトリ同期時にAzure AD側でUPNを自動的に「ユーザ名+4桁のランダム数値@デフォルトドメイン名」という様に変更する、というオプションが追加されました。
(UPN版とProxyAddress版の2つのオプションがあります)
このオプションが有効だとディレクトリ同期時の重複エラーを抑制することはできますが、勝手にUPNが書き換わってしまうのでオンプレミスのディレクトリの状態によっては若干困ることがあるので、昨年発表された段階では強制的に有効化されることはなく、しばらくは猶予期間が作られました。
しかし、この4月から遂に強制変更が開始されるようです。
4月1日前後に以下のメールが管理者宛てに来た場合は、メールに記載の日程から強制的に有効化されます。私のテナントの場合は4/19から強制有効化されるようです。
(以外と急でした・・・)
タイトル:New Identity Synchronization Feature Being Enabled - Duplicate Attribute Resiliency
差出人:MSOnlineServicesTeam@microsoftonline.com
急ぎ、自社のディレクトリ構成を確認してUPNが急に変わった~~~というようなパニックに陥らないように準備しておきましょう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿