前回はAzure AD B2Bを使って外部ユーザを招待し、組織のアプリケーションを利用させる方法を紹介しました。
しかし、ゲストユーザを招待する際に、利用規約や使用条件などへの同意を取得したいケースが多々あると思います。
そこで、今回は現在Preview版が公開されている条件付きアクセスのTOU(Terms of Use)を使い、ゲストユーザがアプリケーションへアクセスする前に使用条件へ同意を求める、ということを実現していきます。
手順は以下の通りです。
- Terms of Useを定義する
- 自動的に条件付きアクセスのポリシーが生成されるので、適用対象をゲストユーザに絞る
- ゲストを招待、アプリケーションへアクセスさせる
◆設定してみる
早速やってみましょう。
まずは、条件付きアクセスの設定を開くとTerms of Useの設定が出来るようになっていますので、開きます。
Newをクリックして使用条件を定義します。
名称、表示名、使用条件として表示するドキュメント(PDF)、言語を設定します。また、ちゃんとドキュメントを表示させないと先に進まない様にするための設定、および自動的に条件付きアクセスのポリシーを作成させるための設定を行います。
尚、自動的にポリシー作成をさせるとゲスト以外を含む全ユーザ、全アプリケーションに対するポリシーがいきなり有効な状態で出来上がってしまうので、要注意です。ポリシーは自動作成はせずに手動の方が良いかも知れません。
ここでは自動で出来上がったポリシーを見ていきます。
条件の部分で先ほど作成したTOUが出てきています。
全員に適用されてしまっていたので、ゲストユーザだけに適用する様に変更します。All Guestという動的グループを作成してゲストユーザだけがメンバ登録されるようにしてあるので、こちらを使います。
これで、ゲストユーザだけがTOUに同意しないとアプリケーションにアクセスできない様になりました。
◆アクセスしてみる
前回の手順に則り、外部ユーザでサインアップしアプリケーションへアクセスしようとするとTOUが表示されます。
TOUを展開すると先ほどアップロードしたPDFが表示されます。
尚、一回同意すると同意済みとしてマークされるので、次回以降は同意は求められることはありません。
また同意状況については監査ログから確認することが出来ます。
Azure AD B2Bと条件付きアクセスを上手く使って外部ユーザの管理をしっかりしていきましょう。
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