先日開催されたW3C/TPAC@福岡でDID WGが正式に発足したり、DIFやSovrin Foundationが活発に活動していたり、と自己主権型アイデンティティ(Self Sovereign Identity/SSI)や分散型アイデンティティ(Decentralized Identifier/DID)のムーブメントも本格化してきましたね。
そういえば@IdentityWomanことKaliya姉さんがおそらく世界初のSSIの本「A Comprehensive Guide to Self Sovereign Identity」を出版したのも今年の4月だったのでまだ半年ちょっとしか経ってないんですよね。
そんな中、元々Evernym~Sovrin Foundationが開発してきたSSIのための分散台帳技術でLinux Foundationの進めるHyperledgerプロジェクトの一員となったHyperledger Indyや、Wallet間のPeer to peer通信のプロトコルの標準化を進めようとしているHyperledger Aries、暗号化ライブラリであるHyperledger UrsaのオンラインのトレーニングコースがedXで公開されました。
※日本語記事あり:https://crypto.watch.impress.co.jp/docs/news/1220/815/index.html
HyperledgerファミリーとIndy, Ursa, Aries(出典:Evernym)
ざっくりいうと、Indyが分散台帳技術そのものであるのに対して、UrsaはZKP(ゼロ知識証明)などに使う暗号化技術、AriesはWalletやAgent間の通信に関する技術、という整理っぽいですね。(私もまだ勉強中なので間違っていたらすみません)
IndyとAriesの関係の整理(出典:Evernym)
ということで、もう少し深く勉強してみるいい機会なのでコースを受講してみようと思います。(せっかくなので受講証明がもらえる有料コース/99USドルにしました。12/2までならクーポンコード「CYBER20」を入れると20ドルくらい割引になります)
以下、コース登録までの道のりです。(実際の内容はこれからなので、また気づきがあれば書こうと思います)
1.edXのコースサイトを開く
こちらが今回のターゲットとなるコースのURLです。https://www.edx.org/course/identity-in-hyperledger-aries-indy-and-ursa
ここからEnrollを押してスタートしていきます。
2.会員登録を行う
メールアドレスで登録するか、Facebook、Google、Microsoftアカウントでアカウントを作成します。作成が終わると、有料会員に誘われますw。せっかくなのでお金を払ってみようと思います。
3.有料会員登録を行う
会員登録後、誘われるがままに登録をしてみます。どうやら有料登録をすると色々と特典があるようです。(最後のは特典なのか?)
- Unlimited Course Access
- Graded Assignments
- Easily Sharable
- Support our Mission
「Pursue the Verified Track」で迷わず購入へ進めましょう。
左の中央に「Add coupon code」があるので先ほどの「CYBER20」を登録すると20ドルくらい安くなります。(12/2までらしいですが)
クレジットカードがPayPalで支払えますが、私はPayPalで支払いました。
購入が終わると登録者の本人確認が行われます。
4.本人確認を行う(eKYC!!)
方法としてはWebカメラで顔とIDドキュメント(パスポートや免許証など。名前と顔写真が一致していることを見るっぽいので、実質日本人で使えるのはパスポートだけだと思いますが)の写真を撮り1日~2日くらい審査があるようです。
まずは顔写真を撮ります。(黒線は筆者都合w)
次にパスポートの写真を撮ります。
両方揃えてアップロードして審査待ちです。
5.コースの受講を開始する
とりあえず登録はこれで終わりなので、ゆっくりコースを受講していきます。
コース目次は以下の通りです。ゆっくり学習していこうかと。
- Welcome!
- Chapter 1: Something Is Missing
- Chapter 2: Adding a Layer of Trust to the Internet
- Chapter 3: SSI Using Indy, Aries and Ursa
- Chapter 4: A Blockchain for Identity
- Chapter 5: The All-Important Agent, Or Rather, Agents!
- Chapter 6: When Things Go Wrong
- Chapter 7: Possibilities
- Final Exam
なかなか興味深いです。
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