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2015年6月20日土曜日

[IdM全般]トレーニングコンテンツ色々/プロジェクトの進め方~モバイルデバイス管理~開発まで

最近のポストで2回ほど紹介したMicrosoft Virtual Academy(MVA)というオンライントレーニングコースですが、その後もアイデンティティ関連のコースを探索していたら何個か面白いものが出てきたので紹介したいと思います。

参考)これまで紹介したポスト
[IdM全般]アイデンティティ管理プロジェクトに必要なスキル(Active Directory/Azure AD編)
[AzureAD]入門コンテンツ - クラウド時代のActive Directory次の一手シリーズ



今回紹介させて頂くコンテンツの一つ目は「ID とアクセス管理の全体像」シリーズです。

基本はMicrosoft Conference 2014の中のセキュリティ~ID管理系のコンテンツを集めたシリーズになっており、以下の6つのコンテンツ+セットアップ手順書のセットになっています。
  • 基本から見直すセキュリティ~標的型攻撃の実態と取り組むべきセキュリティ対策~
  • Dynamic Identity Framework~クラウド時代適応のためのID管理手法~
  • ハイブリッドな認証基盤で生産性を高めるために必要な基礎知識
  • モバイルの企業活用を支えるデバイス統合管理ソリューション
  • Azure Rights Managementによる社外ユーザーとのセキュアのコンテンツ共有の実現
  • 多要素認証Deep Dive~ハイブリッド認証基盤だからこそ実現できる柔軟で高機能な多要素認証~

特に2つ目のDynamic Identity Framework(DIF)のセッションでは実際のコンサルティングプロジェクトで企業のID管理の現状分析と課題の洗い出しを行う方法論について語られているのでプロジェクトにかかわる方には参考になるかもしれません。

もちろんそのような方には、JNSAのアイデンティティ管理WGの出している「改訂版クラウド環境におけるアイデンティティ管理ガイドライン」もあわせておすすめです。(宣伝)



二つ目に紹介するMVAコンテンツはAndroid / iOSのようなモバイルデバイスを管理するためのソリューションセット「Enterprise Mobility Suite(EMS)」に関する「Taming Android and iOS with Enterprise Mobility Suite」というコンテンツです。
URL:http://goo.gl/8IOhcm

基礎的な部分からAndroid / iOSそれぞれについての具体的な仕組みや設定についてデモを交えて紹介しています。


最後は開発系コンテンツの「Customizing ASP.NET Authentication with Identity」です。
URL:http://goo.gl/t95rEu

OAuth/ソーシャルアイデンティティ連携から多要素認証まで、ASP.NET Identityでどうやって実装するのか、具体的な実装方法に関する紹介をしています。


私を含めBlogやTechnet / MSDNなどだと都度都度情報が分散してしまっているので、こういう形でまとめてあると基礎から勉強しなおすにはいいですね。


2015年6月13日土曜日

[IdM全般]アイデンティティ管理プロジェクトに必要なスキル(Active Directory/Azure AD編)

以下のblogにアイデンティティ・アクセス管理プロジェクトを実行する上で強みとなるスキルのリストが挙げられています。

 Killer Skills for an Identity and Access Management (IAM) Project
 http://blog.avatier.com/killer-skills-for-identity-and-access-management-project/


Red hot identity and access management skillsということで色々なスキルのリストが上がっていますが、PCが燃えあがる絵は単純に炎上プロジェクトに見えてしまいますね。

さて、書かれている内容ですが、テクニカルに寄ってはいますが、非常に基本的なスキルセットが羅列されているので新入社員を育てる上では参考になるかもしれません。
 ※ちょうど、社内でどうやって技術者を育てるのか考える時期に来ている人も多いはず。
 ※ちなみに私も参画しているJNSAのアイデンティティ管理WGのテーマとしても人材育成がテーマ候補として挙がっていたりします。


必要なスキルとして挙がっているのは以下の通りです。
・LDAP関連の知識
・データベースに関する知識/SQL関連の知識
・認証/認可のモデルに関する理解
・スクリプト言語


私の経験的に言うと、一般的な開発経験者にプロジェクトに入ってもらう際にまず第一にハードルになるのが実は最初に挙がっているLDAP関連、特にActive Directoryに関する知識・スキルだと思っています。
エンタープライズ領域においてアイデンティティ管理プロジェクトはやはり開発プロジェクトになることが多いので開発者をアサインするのですが、反面LDAPやActive Directoryはインフラ領域(下手するとネットワーク領域)にあるので、開発者からすると非常にハードルが高いようです。
また、インフラ系のエンジニアにとってもクラウド上のAzure ADに関してはやはり基礎から理解をしておきたい分野です。

そんな方にはマイクロソフトが用意している教育コンテンツのMVA(Microsoft Virtual Academy)、ということでActive Directory/Azure AD関係のコンテンツをまとめてみました。
一部英語のコンテンツもありますが、日本語の字幕があるのはうれしいですね。


カテゴリタイトルURL
基礎Active Directory を理解するhttp://goo.gl/jHgGn4
クラウド時代の Active Directory 次の一手シリーズ第 1 回 Active Directory の位置づけhttp://goo.gl/nAFcX0
第 2 回 Active Directory ドメイン サービスの新しい役割http://goo.gl/Sp6hBF
第 3 回 Active Directory フェデレーション サービスの役割 解説編http://goo.gl/1uEyS9
第 4 回 Active Directory フェデレーション サービスの役割 構築編http://goo.gl/VHgHoN
Azure Active DirectoryMicrosoft Azure Active Directory の概要http://goo.gl/4UzIWO
(MCP 70-533 対応) Microsoft Azure インフラの実装 ~ Part 2 Azure Active Directory の実装編http://goo.gl/mykkL0
Azure Multi-Factor Authenticationhttp://goo.gl/Yk7Ne5
Office 365Office 365 Identity Managementhttp://goo.gl/8bfJfl

2015年6月5日金曜日

[AzureAD]入門コンテンツ - クラウド時代のActive Directory次の一手シリーズ

今でこそ一般名詞になってしまった「Active Directory」ですが、Windows 2000 Serverが出てきた当時は、いったい何がどうアクティブなのかさっぱり・・・でした。
(私は当時ActiveXのコンポーネント開発なんかをやっていたので、「最近のマイクロソフト的なブームはアクティブなのか~」と思っておりました。当時はMicrosoft DNAとか色々と有りましたねぇ)

と、まぁ昔話をしても仕方がないのですが、Active Directoryも進化・多様化が進み、AD LDSやらAD RMSやらAD CSやらAD FS、ついにはAzure ADなんていうものまで出てきて、いわゆるNTドメインとはかけ離れたものになってきています。

どうやらここら辺でActive Directoryシリーズについてのおさらいと、今後Active Directoryがどうなっていくのか?について簡単におさらいをしておく必要がありそうです。

そんな方には「Microsoft Virtual Academy(通称MVA)」です。
色々なオンライン・トレーニングコンテンツが無償で公開されており、ユーザ登録をしなくても参照が可能ですし、ユーザ登録をすれば学習の進捗に合わせてポイントをためたり、コンテンツのダウンロードができたりします。

今回はMS安納さんが公開している「クラウド時代のActive Directory次の一手」シリーズを紹介します。
現在第4回まで公開されており、概要からAD FSの構築の部分まで動画で確認することができます。

  • 第 1 回 Active Directory の位置づけ
  • 第 2 回 Active Directory ドメイン サービスの新しい役割
  • 第 3 回 Active Directory フェデレーション サービスの役割 解説編
  • 第 4 回 Active Directory フェデレーション サービスの役割 構築編


こんな感じで、スライドを使ったプレゼン動画が参照できます。

1回あたり30分程度なので、それほど時間も取られませんし、簡単に参照もできるのでこの機会に基本的なところからおさらいをしてみると良いかも知れませんね。