FIM(ILM"2")のILM ServiceへはWebサービスでアクセスする、という話は以前書いたかと思いますが、具体的にはWS-TransferとWS-Enumerationを使っています。
ざっくり言うと以下のような使い方です。
・WS-Enumerationでオブジェクトの列挙をする(この際オブジェクトの絞り込みにXPath Filterを使用する)
・特定したオブジェクトに対してWS-Transferを使ってCreate/Read(Get)/Update(Put)/Deleteを行う
実際にデプロイ/障害対応をする際、FIMの中のオブジェクトの状態を確認するのにわざわざブラウザを立ち上げてILM Portalにアクセスして、それぞれのオブジェクトを確認、、という流れだと非常に手間がかかるのでこんなツールが公開されました。
(MIIS/ILM2007のMicrosoftIdentityIntegrationServerデータベースはまだ直接見て状態を把握できましたが、MSILMデータベースは見れたものではありません・・)
FIM Query Tool
http://fimquerytool.codeplex.com/
WS-Enumerationを使ってILM Serviceのオブジェクトの情報を取得/表示することができます。
Ensynchの方が作られたものです。
実際に使ってみました。
こんな感じで列挙/抽出対象のオブジェクトを選択します。
ユーザの抽出(AccountNameが'Administrator'というユーザを抽出)
ワークフロー定義の列挙
状態の把握がしにくかったExpected Rule Entryもこの通り。
なかなか便利です。
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