2010/1/30更新
SunのシニアソフトウェアアーキテクトのSébastien Stormacq氏のblogにまとまっているので少々修正です。(@tkudoさんに感謝)
というわけで、日本時間1/28 2:00-7:00という極東に住んでいることを後悔するようなスケジュールで開催されている「Oracle + Sun Strategy Update」ですが、IdM部分について軽く紹介しておきます。
(眠いので間違っている可能性ありです。気づいたら直します)
結果から書きますが、基本的な方針としては「Oracle製品に統合」です。
細かく分野ごとに見ていくとこんな感じです。
分野 | 方針 | 旧Sun製品 | Oracle製品 |
Directory Services | Oracle Internet DirectoryとSun Directory Serverの両方をサポートする。OpenDSへの投資は継続する。 | Sun Java System Directory Server | Oracle Internet Directory |
Role Management | Sun Role ManagerはSuiteから切り出されてIdentity Analyticsへ | Sun Role Manager | Oracle Role Manager |
Provisioning/Lifecycle Management | Oracle Identity Managerを戦略製品として継続させる。Sun Identity ManagerはSPMLアダプタとしてOracle Identity Managerへ統合される。Sun Identity ManagerはOracle Wavesetへリネーム。Sun Identity Managerからのマイグレーションツールを提供する予定。 | Sun Identity Manager | Oracle Identity Manager |
Access Management | Oracle Access Managerを戦略製品として継続させる。OpenSSOからのマイグレーションツールを提供する予定。OpenSSO STS機能を取り込みエンハンス。 | OpenSSO | Oralce Access Manager |
Virtual Directory | Oracle Virtual Directoryを戦略製品として継続させる | Sun Java System Directory Server EE | Oracle Virtual Directory |
eSSO | Oracle Enterprise Single Sign-On Plusを戦略製品として継続させる | - | Oralce Enterprise Single Sign--On Plus |
権限管理(Entitlement Management) | Oracle Entitlements Serverを戦略製品として継続させる | - | Oracle Entitlements Server |
Identity Federation | Oracle Identity Federationを戦略製品として継続させ、OpenSSOのfedletを取り込む。OpenSSOからのマイグレーションツールを提供する予定。 | OpenSSO | Oracle Identity Federation |
※ちなみにSun Java System Directory Server Enterprise Editionに入っていたIdentity Synchronization for Windowsはどうなるんだろう??LDAP-ADのお手軽同期ツールとしては良かったんですけどねぇ。
尚、サポートに関しては統合後も継続されるようですので、既存ユーザは保護されるようです。
とりあえずまた追加情報などあればアップデートしていきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿