※うまく行く条件が判明しました。AADのユーザの姓名に日本語があるとNGです。
先日の続きです。
[Windows10/AAD]クラウド・ドメイン参加を試す
http://idmlab.eidentity.jp/2015/02/windows10aad.html
先日は一旦LiveアカウントでWindows10にログインした後、組織のアカウントでクラウド・ドメイン参加をしましたが、今回はsysprep後の初期セットアップ中にいきなり組織のアカウントでログインします。
(先日のポストでうまく行かなかった部分のフォローアップです)
前提となるAzureAD側の準備は先日のポストと何も変わりません。
PC側の手順は以下の通りです。
①PCを初期起動すると、ライセンスキーの入力を始め、色々と設定を入れる画面が出てきますが、まず[Shift+F10]を押してコマンドプロンプトを起動します。
②そしてレジストリエディタ(regedit.exe)を起動すると、いきなり「HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\OOBE\TestHooks」が開いた状態になっていますので、表示されているキー「TestBlockAadWebApp」を消してしまいます。
③PCを問答無用で再起動します。
④うまく行けば、「このPCを所有しているのは誰ですか?」と聞いて来ます。
この画面が出なければ再起動を繰り返します。私は3回くらい再起動したら出ました。どうやらタイミングの問題の様です。
⑤ここまでくれば前回と同じなので、組織のアカウントでログインします。
ディレクトリ同期されている環境だと、このデバイス情報がオンプレミスのADにも同期されるようですが、現状はうまく同期されません。おそらく同期ルールがまだ対応していない、もしくはAD FSのDRSで拡張するオンプレADスキーマがクラウド・ドメイン参加のデバイスに対応していないんだと思います。
また、PCにログインした後、「クラウド体験ホスト」が自動的に起動してきてPINの登録が求められるんですが、これがやたらと不安定で、なかなかうまくPIN登録画面にたどり着かず、「Something went wrong」と言われてしまいます。
ここでPIN登録まで終わるとNGC(Next Generation Credentials)のセットアップ・フェーズが完了するはずなんですが、中々うまく行かないものですね・・・。
⇒試行錯誤していたらPIN入力画面が出てきました。
関係性はわかりませんが、デバイス登録したユーザとは別のAADユーザでログインしたらPIN登録画面が出ました。
⇒姓・名に日本語が入っているユーザだとダメなようです。Previewの間は英語名のユーザを使うしかありませんね。
PINを使ってログオンできるようになります。
尚、この状態だとVisualStudio OnlineについてはPCログインとブラウザログオンがSSOされるようです。(初回ブラウザ起動時にID/PWDを入力するとクレデンシャルが保持される仕組みっぽい)
※Cookieとか全部消すとやり直せます。
※Office365でも試してみましたが、こちらはまだダメでした。
今後に期待です。
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