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2024年5月22日水曜日

PlayStationでパスキーを使う(リカバリ時にパスワードを生成する必要がなくなりました)

こんにちは、富士榮です。

今週は大阪でFIDO Allianceのセミナ〜Plenaryですね。ちょうど昨日、私もPlenaryでゲストスピーカーとしてOpenID FoundationおよびOpenIDファウンデーションジャパンとFIDO Allianceとの協業について話をしました。

さて、そんなFIDOイベントの中でPlayStationアカウントのパスキー対応のアップデートについて話がありました。(4月ごろアップデートされたそうです)

このブログでも以前書いたものですね。

https://idmlab.eidentity.jp/2024/02/playstation.html

https://idmlab.eidentity.jp/2024/02/playstation_01288657578.html

ポイントは、これまでアカウントのリカバリを行う際に一旦パスワードを生成してからパスキーの登録、パスワードが無効化される、という流れだったところをダイレクトにパスキーを生成できるようになった、というところです。

と言うことで試してみました。

パスワード忘れ、パスキーにアクセスできない人はこちら、ということでリカバリプロセスに入ります。

アカウントの回復を開始します。
登録済みメールアドレスを入れて回復プロセスが開始されます。セキュリティの質問か生年月日を入れることになりますが、ここは変わらないですね。あんまり意味はなさそうなので単なる心理的障壁を作っているだけなのかもしれません。

ここが更新されたポイントですね。パスワードを生成、に加えてパスキーを生成のメニューができています。

ここでパスキーを生成すると無事にパスキーでのログインが回復されました。



アカウントのリカバリプロセスのAssurance Levelの低下は大きな問題につながる可能性が高いので、一時的にでもパスワードのような強度の低い認証手段に落とさずにリカバリできるのはとてもいいですね。



2024年2月29日木曜日

PlayStationでパスキーを使う(実機編)

こんにちは、富士榮です。

前回はPCブラウザでPlayStationネットワークへのログインをする際にパスキーを使う話をしましたが、今回は実機が触れる環境があるので実機でも触ってみましょう。

結果、期待していた本体側でHybridのQRが出て、という形ではなくデバイスフロー+モバイル側でパスキーログインというのが答えでした。
ただし、本体側でパスキー設定を有効化することもできるようなメニューができている点が新しいファームウェアでの対応ポイントっぽいです。

サインイン

本体でPlayStationネットワークへサインインするメニューを立ち上げると、このような画面が出ます。これはパスキーをサポートする前と何も変わりません。よくあるデバイスフロー(もしくはその代替で独自で作った仕組み)でのログインです。

ちなみに「手動でサインインする」を開くと通常通りパスワードでログインする画面は出てきてしまいますがパスキーが有効な状態だとどう頑張ってもログインはできません。


ですので先ほどのQRコードを読み込んでスマホでパスキーを使ってログインする必要があります。


うまくログインできると本体とリンクされて本体側でのサインイン処理が進みます。


本体のセキュリティー設定を見るとちゃんとパスキーが有効になっていることがわかります。



本体でパスキーの登録を行う

では、パスキーが無効な状態で先ほどのセキュリティー設定の画面を開いて、パスキーの生成を本体で行うとどうなるのでしょうか?
ご想像の通りQRコードが出てきます。

こちらを読み取ってスマホ側でパスキー登録を行う、という流れです。






こんな感じです。
せっかくPlayStationにはUSBのコネクタがあるのでYubikeyを使えるとかだと面白かったのですが、、流石にそれはなかったです。

ニンテンドーアカウントでもパスキーが使えるようになっていますし、ゲームコンソールなどのパスワード入力が難しいデバイスのログインもどんどん進化していっていますね。
Switchが欲しくなってきました。




2024年2月28日水曜日

PlayStationでパスキーを使う

こんにちは、富士榮です。

そういえばPlayStation Network(PSN)がパスキーに対応したというニュースが1月末ごろに流れたので確認してみていたのですが、その時点ではUSアカウントしかサポートしていない?みたいな状態だったのでしばらく放置していましたが、先ほど確認してみたら私のアカウントでもパスキーが使えるようになっていました。

ポイントはこちらです。

  • パスキーのサポート(とりあえずブラウザからのログインで確認)
  • パスキーを有効にするとパスワードは無効化される
  • パスキーを無効化する際にパスワードの生成を求められる
  • パスキーの識別はUser-Agentが使われる
  • パスキーを無くした際はメール+秘密の質問もしくは生年月日で回復できる
  • 回復の際はパスワードを生成が求められ、パスキーは無効化される

まぁ利便性などを考えると仕方ないのかもしれませんが、メール到達性+生年月日で回復できてしまうのは微妙だなぁ、、と思いつつ。

5/22追記)リカバリプロセスが更新されています。詳しくはこちら


実機(といってもPS4しか持っていない)での確認は次回以降でやりたいと思いますが、とりあえずブラウザでの設定関係についてまとめておきます。


パスキーの登録

マイページにログインしてセキュリティーの設定の中に「パスキーでサインイン」というメニューがあります。


編集をクリックして登録を開始していきます。

とりあえずTouchIDで生成していきます。

生成が完了するとログアウトされます。


サインイン

サインイン画面に行くと自動的に候補となるパスキーが表示されます。

このまま選択してTouchIDをアクティベートするとログインが完了します。

なお、Autofillを無視してサインインIDにメールアドレスを入力して次へ、をクリックすると「パスキーでサインイン」しか出てこずパスワードでのログインはできないようになっています。


先ほどのマイページのセキュリティ設定を見るとパスキーが有効、パスワードが無効になっていることがわかります。



パスキーを無効化する

この状態でパスキーを無効化してみます。



パスワードの生成を求められますので、ここで生成するとパスキーが無効になり、パスワードでログインができるようになります。


パスキーの管理

パスキーの管理メニューを開くと登録済みのパスキーの一覧が出てきます。

パスキーの識別にはUser-Agentが使われるようです。自分で名前がつけられる方が親切な気はしますがまぁいいかと思います。


ローカル認証器が使えない状態でのサインイン(ハイブリッド)

メールアドレスを入力しパスキーでサインインから他端末で読ませるQRを表示する方法もありますが、リカバリの流れで他端末を使ったサインインもサポートしています。


リカバリ

他の端末を含め全部ロストしてしまったケース用の動線も用意されています。

具体的にはアカウント回復用のメール+秘密の質問もしくは生年月日を使います。


画面下部の「アカウントの回復用のEメールを送信」をクリックするとメールが送られてくるのでリンクをクリックすると回復用の画面が表示されます。


秘密の質問への回答を覚えている訳がないので生年月日を選びます。

検証に成功するとパスワードの生成を求められます。

この段階でパスキーが無効になりますので、パスワードでログインした後に再度パスキーを登録する必要があります。


なお、パスキーが無効化された状態でパスキーでログインしようとするとエラーが表示されます。



とりあえずはブラウザで試しましたが実機を触る時間ができたら実機でも試してみたいと思います。