こんにちは、富士榮です。
今週は大阪でFIDO Allianceのセミナ〜Plenaryですね。ちょうど昨日、私もPlenaryでゲストスピーカーとしてOpenID FoundationおよびOpenIDファウンデーションジャパンとFIDO Allianceとの協業について話をしました。
さて、そんなFIDOイベントの中でPlayStationアカウントのパスキー対応のアップデートについて話がありました。(4月ごろアップデートされたそうです)
このブログでも以前書いたものですね。
https://idmlab.eidentity.jp/2024/02/playstation_01288657578.html
ポイントは、これまでアカウントのリカバリを行う際に一旦パスワードを生成してからパスキーの登録、パスワードが無効化される、という流れだったところをダイレクトにパスキーを生成できるようになった、というところです。
と言うことで試してみました。
パスワード忘れ、パスキーにアクセスできない人はこちら、ということでリカバリプロセスに入ります。
アカウントの回復を開始します。登録済みメールアドレスを入れて回復プロセスが開始されます。セキュリティの質問か生年月日を入れることになりますが、ここは変わらないですね。あんまり意味はなさそうなので単なる心理的障壁を作っているだけなのかもしれません。
ここが更新されたポイントですね。パスワードを生成、に加えてパスキーを生成のメニューができています。
ここでパスキーを生成すると無事にパスキーでのログインが回復されました。アカウントのリカバリプロセスのAssurance Levelの低下は大きな問題につながる可能性が高いので、一時的にでもパスワードのような強度の低い認証手段に落とさずにリカバリできるのはとてもいいですね。
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