こんにちは、富士榮です。
先日、東京サミットのレポートが出た、という話を書いた段階ではまだワシントンDCレポートが出ていなかったので順番が逆になっちゃたなぁ、みたいなことを思っていたのですが、ポストを公開した直後にワシントンDCのレポートも公開されました。
他のレポートと同じく、こちらのページからダウンロードできますので、おいおい読んでいこうと思います。
https://sidi-hub.community/summits/
いろんなアイデンティティ管理系製品やサービスの実験の記録をしていきます。 後は、関連するニュースなどを徒然と。
こんにちは、富士榮です。
先日、東京サミットのレポートが出た、という話を書いた段階ではまだワシントンDCレポートが出ていなかったので順番が逆になっちゃたなぁ、みたいなことを思っていたのですが、ポストを公開した直後にワシントンDCのレポートも公開されました。
https://sidi-hub.community/summits/
こんにちは、富士榮です。
先日東京で開催されたSIDI Hub Summitのレポートが早くも出ています。(ワシントンDCより先に発表されてしまいました)
事前に私も書いたものをElizabethに連携してあったので早めに作ってくれた気がします。良かった。
https://sidi-hub.community/summits/
まぁ、そのうち見ていきたいと思います。
こんにちは、富士榮です。
ようやくSIDI Hubベルリンレポートも終わりです。
といっても今回は最後のサーベイだけなのでサラッと終わります。
(そろそろ東京レポートのドラフトが出てくる見込みなので、これはこれでみていかないと・・・あれ?ワシントンDCは???)
こんなキークエスチョンです。
What questions do we need independent researchers to analyze?
独立した研究者が分析すべき問題とは?
- Privacy, tracking, “super tracking” recourse for misuse, e.g., best practice and protection of human rights
- Detection of different attack vectors during binding/proofing/auth. An authoritative source at the edge
- How are digital ID signals as effective or more effective than traditional verification methods
- economic question: verifiers get the savings, and the issuers bear the cost. How much are the costs, and how do we transfer the benefits to the cost-bearers
- use of ID as a developmental tool: correlation/causality between identity and a nation’s socio-economic development. Test the hypothesis.
- biometrics & encryption uphold the whole ecosystem(s): research reliability and continuing to be fit-for-purpose
- Education to avert disinformation misinformation (e.g., US/ Europe feedback)
- プライバシー、追跡、悪用された場合の「超追跡」手段、例えばベストプラクティスと人権の保護
- バインディング/プルーフ/認証時のさまざまな攻撃ベクトルの検出。エッジにおける権威ある情報源
- デジタル ID シグナルは、従来の検証方法とどのように同等またはそれ以上に効果的か?
- 経済的な問題:検証者は節約でき、発行者はコストを負担する。コストはいくらか、そしてコスト負担者にどのように利益を移転するか。
- 開発ツールとしての ID の利用:ID と国の社会経済的発展との間の相関性/因果性。仮説を検証する。
- バイオメトリクスと暗号化はエコシステム全体を支える。
- 偽情報の誤報を回避するための教育(例:米国/欧州のフィードバック)
あとはいつものSIDI Hubの活動を続けていくべきか?などの質問が出ました。
まぁ、参加している段階でかなりバイアスがかかるのでこの辺りは参考までに、ということで。
こんにちは、富士榮です。
SIDI Hubベルリンレポートを見ていきましょう。
Trust Frameworkのマッピングエクセサイズが終わり、次に向けてどんなユースケースを考慮していくのか?について議論をしています。
実際の検討現場ではチームに分かれて必要性と状況についてディスカッションをしつつSlideをアップデートしていく、という形式でした。
その後、投票が行われ、このような表が作成されました。
今回のベルリンでは35名が参加、そのうち何名が投票したのかが一番右側の列に記載されています。
投票数が多かったものを見ると、
patient ID: bind to an individualinternally displaced peopleslaverycheck ID2020 (UNICEF) work equally recognized IDagency delegation of authoritycorporate registration/account opening
今後これらのテーマを考慮する上では、広い声を包摂していくこと、複数の国による関与、デジタルデバイドなど環境への配慮、CYNFINフレームワークやKaliyaのDomains of Identityの分類の考慮、ユーザへのインタビュー、他のユースケースとの関連、適切なドメイン専門家のアサインなどを考えていくことが重要であることが述べられました。
これらの議論がベースとなりワシントンDCや東京サミットへバトンが渡されていくことになりました。
As a part of this work, they identified 5 “golden credential” types that would need to be standardized and globally adopted in order to achieve interoperability in their respective use cases:
この作業の一環として、彼らはそれぞれのユースケースにおける相互運用性を実現するために標準化され、世界的に採用される必要がある5つの「重要な資格」を特定しました。
Furthermore, these credentials are essential foundations for identification in jurisdictions that have no national identity scheme. In those cases, they have a policy model defining levels of assurance built upon inputs such as these credentials above:さらに、これらのクレデンシャルは、国民IDのスキームを持たない管轄区域における識別のための不可欠な基盤です。そのような場合、これらの認証などの入力情報に基づいて保証レベルを定義するポリシーモデルが用意されています。
はい、まさに上に書いたMartinの話とも繋がります。国が用意した本人確認書類(Identity Document)が(一部)機能していない国(実はアメリカもそうですよね)でもオンライン・オフライン問わず身元確認をするニーズは当然存在するわけです。その際に国民ID以外のクレデンシャルを使って身元確認を行う、というのはインクルージョンの観点でも非常に重要です。ただし、その際にじゃあそのドキュメントの発行にはどのくらいの保証レベルが担保されているのか?という話ですね。
そして次のステップについても語られています。
As next steps, the Trust Frameworks working group, in partnership with OIX, intends to:
- Publish its findings
- Conduct more analysis in new jurisdictions
- Build a comparison tool
- Propose policy criteria for metadata exchange
次のステップとして、トラストフレームワーク作業部会は、OIXとのパートナーシップのもと、以下のことを行う予定である:
- 調査結果の公表
- 新たな管轄区域におけるさらなる分析の実施
- 比較ツールの構築
- メタデータ交換に関するポリシー基準の提案
これは先日の東京サミットでも話がありましたが、日本のDS500も含めてトラストフレームワークマッピングは一定の進行を見せていましたね。また、今後は国が提供するトラストフレームワークのみならず領域ごとにマッピングを進めていくことになると思います。本当の意味で役に立つのは領域単位で意味のあるマッピングがなされてからになりそうです。
ここで目を引くのが最後に挙げられているメタデータ交換におけるポリシー基準の話です。これは何か?についてこんな図が提示されています。
こんな形で解説されています。
Whatever the mechanism, the Trust Framework mapping and analysis forms the basis for metadata exchange requirements. This is useful for jurisdictions now looking to create their own Trust Framework and in order to facilitate negotiations and, eventually, the technologies that will enable dynamic interactions on a transaction-by-transaction basis (for example: “Smart Wallets”). Interestingly, in mapping all of the actors and rule-sets that would be required in such an ecosystem, the analysis shows that much of it actually has been defined in the eIDAS 2.0 framework.
仕組みが何であれ、トラストフレームワークのマッピングと分析はメタデータ交換要件の基礎を形成する。これは現在、独自のトラストフレームワークを構築しようとしている国・地域が、交渉や、最終的には取引ごとのダイナミックなやり取りを可能にする技術(例えば「スマートウォレット」)を促進するために有用である。興味深いことに、このようなエコシステムで必要とされるすべてのアクターとルールセットをマッピングすると、その多くがeIDAS 2.0のフレームワークで定義されていることがわかる。
eIDAS2.0にトラストフレームワークを重ね合わせるとこんな感じになります。Identity Assuranceに関するルール、Credentialに関するTrustルール、WalletやデジタルIDに関するアカウントTrustルール、ユースケース単位のTrustルールに分類され、これはWalletモデル以外への適用もできる、いわゆるメタなフレームワークとなっている、という整理です。
このモデルについてベルリンではグループに別れて議論が行われます。
今後はTrust Framework Work Streamでは、トラストフレームワーク比較ツール、どのルールが必要なのか、などについて議論を継続していくということです。
この後、Nickが実際に比較をしてみてどのようなギャップがあったのか?についてまとめて話してくれていますが、それはまた改めて。