Forefront Identity Manager(FIM)が MS 製品の色々なところで使われている、という話はこれまでもしてきました。(SharePoint や Office365 のディレクトリ同期)
特に最近はディレクトリ同期ツールのビルド番号が完全に FIM と一致しており、ソースツリーとしては同じものになっていると推測されます。(おそらく SharePoint 2013 も Service Pack 1 が出るタイミングで合わせてくるものと思われます)
参考)以前のポスト:[FIM2010]ついにディレクトリ同期ツールにビルド番号が追いつきました
http://idmlab.eidentity.jp/2013/06/fim2010.html
ただ、このような状況だと本当にライセンス提供を受けている本家 FIM を使っているのか、無償ダウンロード可能なディレクトリ同期を使っているのかの区別がつかなくなってしまうため、Product ID というもので区別をしているようです。
Synchronization Service の Identity Manager(miisclient.exe)を起動し、[Help] - [About] で表示されるバージョン情報のダイアログの中の Product ID の 2 つ目のブロックが製品区分です。
- 270 : ボリュームライセンス
- 335 : MSDN
- 849 : 評価版
- 442 : ディレクトリ同期ツール
出典:現 MS Premier Support(元 FIM MVP)の Peter Green 氏の blog 「IdentityUndergroud」
http://identityunderground.wordpress.com/2013/11/20/which-fim-software-version-are-you-running/
実際に見てみました。
これがボリュームライセンス版です。
これがディレクトリ同期ツールです。
おまけですが、SharePoint 2013 です。
Product ID が空白になっています。(まだ FIM 2010 も無印です)
このように、SharePoint やディレクトリ同期ツールも FIM を組み込んで使っているので、FIM の更新情報(バグフィックス)なども見ておくと、色々とヒントがあるかも知れませんね。
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