Windows 10がリリースされてから、Azure ADへの参加やHybrid構成など検証したいことはたくさんあるのですが、いかんせんクライアントOSなので都度手元の端末をセットアップしなおして、、というのが非常に煩雑です。
そんな時のAzure VMなのですが、Windows 10のイメージをVMで作っても接続がリモートデスクトップになるので、Azure ADへの参加するところまでは行けてもAzure AD上のユーザでどうやってログインしたら???という疑問がわいてきます。
単純にAzure AD上のユーザを入力してもログインできません。
と、いうことで、今回はちょっとした工夫をしてみます。
(Morgan Simonsen氏が検証していましたのでその方法の紹介です)
◆接続先コンピュータでの作業
流れとしては、リモート接続設定の構成変更およびAzure ADユーザで接続できるように権限設定を行っておきます。
リモートデスクトップの接続許可の「Allow connections only from computers running Remote Desktop with Network Level Authentication」のチェックを外します。
次に、「Select Users」を開いて「Authenticated Users」を追加します。
これで接続先コンピュータでの作業は終わりです。
(もちろん事前にAzure ADへの参加はしておいてください)
◆接続元コンピュータでの作業(RDPファイルの編集)
今度は接続元での作業です。
Azure VMを作成し接続するとRDPファイルがダウンロードされますので、こちらを直接編集していきます。
具体的にはメモ帳などでRDPファイルを開いて、以下の2行を追記します。
enablecredsspsupport:i:0
authentication level:i:2
編集後、保存します。
これで準備は整いました。
◆接続する
では接続するので、RDPファイルをダブルクリックで開いてみます。
すると、通常はRDPを開いた段階で認証が走るのですが、接続先コンピュータのログイン画面が表示されます。
ここまで行けば、通常のローカルコンピュータと同じでAzure ADのユーザをログインを行います。
尚、ユーザ名には「Azure AD\hogehoge@xxxx.onmicrosoft.com」という形で入力します。
※接続先コンピュータがTH2であれば、UPN(hogehoge@xxxx.onmicrosoft.com)だけでもログインできます。
無事にリモートログインできました。
ブラウザを起動してAzure AD連携しているアプリケーションにアクセスすると無事にMicrosoft Passportも動作しており、シングルサインオンできます。
ネタ元)
http://morgansimonsenblog.azurewebsites.net/2015/11/06/connecting-to-an-azure-ad-joined-machine-with-remote-desktop/
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