前回はAzure AD JoinしているWindows 10 PCのパスワードをログイン画面からリセットする方法を紹介しましたが、今回はPINをリセットする方法です。
まぁ、パスワードでログインすればいいじゃないか、という話もあるにはあるのですが、PINを忘れてしまうとログイン後、PINの削除=Windows Hello関連の設定のクリアをしてからPINの再設定、Windows Hello関連(顔とか指紋)の再登録という手順になるので、確かにPINだけでリセット出来るととても便利です。
こちらもパスワードリセットとほぼ同じ方法で設定をすることになるので、今回は差分となる部分を紹介します。
◆必要な物、準備事項
- デバイス
- Azure AD参加したWindows 10 Creator Updateが動作しているPC(パスワードと違ってCreator Update/1703からこの機能は使えるとドキュメント上は書いてあります。が、私の環境ではFall Creator Updateでないと動きませんでした)
- ライセンス
- 該当ユーザにIntuneのライセンスが割り当たっていること(GPOやPowerShellで対象PCのレジストリを直接操作してもOKですが、Intuneがあると便利です。本ポストではIntuneを使ってポリシーを配布する方法を紹介します)
- 設定
- IntuneでPINリセット用のプロファイルを構成していること
早速やってみます。
◆Intuneでデバイス構成プロファイルを作成する
前回同様、Azure PortalからIntune、Device ConfigurationからProfilesを開き、Create profileをより新規プロファイルを作成します。
ほぼパスワードリセットの時と作成するプロファイルは同じなのですが、設定するOMA-URIだけが以下のものとなります。
./Device/Vendor/MSFT/PassportForWork/[Tenand Id]/Policies/EnablePinRecovery
このTenant IdはAzure ADのプロパティから取得できるテナントIDです。
これで完了です。パスワードリセットよりも簡単です。
このリンクから以下の様にPINリセットを進めることが出来ます。
パスワードでログインし、多要素認証を行います。
警告が表示されます。PINはデバイス単位なので、当然リセットはデバイス毎に行う必要があります。(忘れた奴だけやればOKですが)
新しいPINを登録します。
完了すると新しいPINでログインできるようになります。
前回のパスワードリセットを含め、ログイン画面から出来ることが増えているので、ヘルプデスクの負荷を下げるには、Windows 10+Azure AD/Intuneの組み合わせは良いと思います。
ほぼパスワードリセットの時と作成するプロファイルは同じなのですが、設定するOMA-URIだけが以下のものとなります。
./Device/Vendor/MSFT/PassportForWork/[Tenand Id]/Policies/EnablePinRecovery
このTenant IdはAzure ADのプロパティから取得できるテナントIDです。
これで完了です。パスワードリセットよりも簡単です。
◆リセットする
構成が上手くいくとWindows 10 PCのログイン画面にPINリセットのリンクが表示されます。(もちろんAzure AD参加、Intuneへのデバイス登録がされていることが前提です)
このリンクから以下の様にPINリセットを進めることが出来ます。
パスワードでログインし、多要素認証を行います。
警告が表示されます。PINはデバイス単位なので、当然リセットはデバイス毎に行う必要があります。(忘れた奴だけやればOKですが)
新しいPINを登録します。
完了すると新しいPINでログインできるようになります。
前回のパスワードリセットを含め、ログイン画面から出来ることが増えているので、ヘルプデスクの負荷を下げるには、Windows 10+Azure AD/Intuneの組み合わせは良いと思います。
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