こんにちは、富士榮です。
なんだかステマっぽいですがそういう訳ではありません。
昨年末のFIDOアライアンスのイベントでAuthentrendの方から最新のカード型のパスキー「ATKey.Card NFC Bio-ID」をいただいたので試してみます。(いただいた段階では管理用のアプリがストア公開されていなかったので試せずにいたのですが2月に入りようやく公開されたので試せるようになりました)
こちらが製品のページです。
こんなやつです。
バッテリーなしで動作するICカードタイプのセキュリティキーで、インターフェイスはNFCなのでパスキーとしての利用以外にも扉の開閉などにも使えます。(もちろん扉側の管理システムがNFCに対応していてカードを登録すれば、ですが)
パスキーとしてみた場合は単なるNFCタイプの指紋センサー付きの外部セキュリティキーとして使えます。
早速試してみましょう。
カードのセットアップ
カードをアクティブ化するにはiOS版かAndroid版の管理アプリをインストールする必要があります。(現状、Android版はベータ版です)
アプリケーションは先述の製品ページのQRコードからマーケットを開くとダウンロードできます。
こちらはiOS版ですが、初回起動するとカードをかざすように求められるのでNFCリーダーで読み取らせます。
ちなみにSign-in Dataに38leftとあるように38サイト分のサインインデータの登録ができるようです。
こちらが指紋登録をしているところですが、iPhoneのリーダーにカードをかざして指紋にタップを繰り返すことで指紋が登録されます。
パスキーとして登録する
カードのセットアップが終わったら、普通にパスキーとして使えるようになっています。
いつものwebauthn.ioで試してみます。
いつも通り適当にユーザ名を入れてregisterからキー登録を行います。
ただし、デフォルトだとFaceIDが優先されてしまうので、Advanced SettingsでRegistration HintsとしてSecurity Keyを設定します。この設定によりセキュリティキーを使った登録が行われます。
ちなみに管理アプリでカードを読み込ませてみるとSign-in Dataにwebauthn.ioのサインインデータが登録されたことがわかります。
サインインする
次にサインインしてみます。Authenticateボタンをタップするとサインインが求められるのでセキュリティキー・NFCを選択、先ほどと同じくカードをかざして指紋をタップします。
という感じで簡単ですが試してみました。
セキュリティキーのネックレス問題が起きているので、カード型だと省スペースになるな〜というのと扉の開閉や身分証明書とのハイブリッド利用ができるようになると便利だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿