こんにちは、富士榮です。
OpenID Foundationや関係団体(Cloud Signature Consortium、GLEIF、IIF、OIX、その他関係する機関や個人)はグローバルで相互運用可能なアイデンティティ保証に関するネットワークに根ざしたエコシステムの達成を目指してGAIN(Global Assured Identity Network)の名のもと活動を行ってきました。
2023年、OpenID FoundationはGAIN POC Community Groupを組成して、主にOpenID Connect for Identity AssuranceとOpenID Federationをテクノロジースタックとしてどのように適用できるかについて検討を進めてきました。その結果がGAIN in 2023というホワイトペーパーとして発行されています。
もちろん先に掲げた大きな目標については一朝一夕で達成されるわけではないため、継続的な議論や技術研究が必要になるわけですが、最近OpenID Foundationから2024年の取り組みについて発表がありました。
GAIN Community Group: An Update
発表によると、2024年はOpenID for Verifiable Credential Issuanceにフォーカスしており、既にMeeco、Talao、Datevのウォレットを使ってIETF SD-JWT VCを発行できることの確認ができています。
今後はOpenID for Verifiable Presentationsへの展開、Open Identity Exchangeとの協業によるOpenID Federationとの組み合わせでのIssuerの信頼性の確立に向けた取り組みが続けられるということですので引き続き要注目ですね。
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