こんにちは、富士榮です。
慶應義塾の鈴木 茂哉先生がメインライターのDIDとVCに関する解説論文が出ています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/essfr/18/1/18_42/_article/-char/ja
Decentralized Identifiers (DID) とVerifiable Credentials (VC) は,ディジタルアイデンティティの新しい実装形態として注目されている.従来型のディジタルアイデンティティのモデルでは,アイデンティティサービスを提供する主体が,ユーザの同意の元,ユーザ情報を,その情報を必要としている主体に提供していたが,VCによるモデルでは,ユーザ自身が,自身に関する情報を提供できるようになり,ディジタルアイデンティティの繊細なコントロールを可能としている.このモデルの中心となるのは,データモデル,非対称鍵暗号,発行・検証プロトコルなどであり,技術開発と標準化が積極的に進められている状況にある.本論文では,VCによるモデルとそれをとりまく検討状況について,背景,標準化,関連プロトコル,応用事例,課題や論点について概説する.(JStageに記載の抄録より)
おそらく現時点では関連する技術仕様が一番コンパクトにまとまっている論文だと思いますので、ぜひ読みましょう。
(私も微力ながらお手伝いさせていただきました)
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