なかなか挑戦的な調査レポート(というかハイプサイクル)がガートナーから出てきてザワザワしていますね。
Gartner's latest Privacy Hype Cycle has a controversial take on Zero-Knowledge Proofs; they are now obsolete.
— Nigel Smart (@SmartCryptology) August 6, 2024
I wonder what the ZK community think of this? @AnnaRRose, @OmerShlomovits, @EliBenSasson, @SuccinctJT pic.twitter.com/qhDgExNtry
念の為、スクショも(あくまでバックアップ用途)
これはみなさんお馴染みにガートナーのハイプサイクルのプライバシーに関するものです。
ゼロ知識証明が幻滅期に入ってきており、「obsolete before plateau(廃れる前の踊り場将来、安定期に達する前に陳腐化するだろう)」とされていますね。
※Nさん!適訳をありがとうございます!
コメントを見ていると、
- ガートナーは2023年にマルチパーティ計算を同じようにobsoleteにしていたよね
- ゼロ知識に関するハイプはプライバシーではなくスケラービリティに関する話ばっかりだったしなぁ
- ガートナーもweb3の文脈ではゼロ知識証明に積極的だったはず
- 現時点でゼロ知識証明は過小評価されているが、いずれもっとユビキタスになっていくはずだ
- AIについても同じように言われていたから気にするな
- ゼロ知識証明がブロックチェーンに関連して語られすぎているからじゃない?
などと、ざわついている感じではありますがあんまりみんな気にしてない感じではありますね。
さてさてどうなることやら。
(ちなみに分散型アイデンティティも同じく幻滅期にきていますね)なお、幻滅期という言い方が悪いんでしょうが、本来のガートナーのハイプサイクルの見方では
幻滅期: 実験や実装で成果が出ないため、関心は薄れます。テクノロジの創造者らは再編されるか失敗します。生き残ったプロバイダーが早期採用者の満足のいくように自社製品を改善した場合に限り、投資は継続します
と定義されています。
(出典:ガートナー・ハイプ・サイクル)
つまり、キーワードだけで過剰に投資が集まる時期(過度な期待の時期)が過ぎて、より現実を見つめる時期に入ってきている、ということですね。
この時期に入った今こそ、ちゃんとPSF(Problem Solution Fit)を達成できる状態を作り、PMF(Product Market Fit)まで持っていけるように助走をつけないと本当に廃れちゃいますね・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿