XML署名ラッピングによるRuby-SAMLの脆弱性が報告されていますね。
CVE-2024-45409としても登録されています。
内容としては割とオーソドックスなXML署名の実装の問題っぽいですね。
今回は部分的な署名を行うことができるという点について悪用された感じですね。上記の例で言うと、真ん中にあるalice@customer.comの値を含むid=dead[....]beefの部分に対して署名値が生成される一方で、攻撃者が偽の値をXML内に埋め込んだ同じid=dead[...]beefの部分は署名されない、ということが起きてしまうわけです。
この攻撃は2012年にJPCERTが以下のペーパーを出していたり、と過去もしばしば起きている話なので、実装する際は先人の知恵に頼りながらやっていけるといいでしょう。
参考)JPCERTの資料
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