こんにちは、富士榮です。
引き続きSIDI Hubのケープタウン会合のレポートをよんでいきましょう。
今回はガバナンスです。
Governance - 報告者:Elizabeth Garber
ガバナンスに関してはGail Hodgesが担当しました。SIDI Hubの内部の各活動をローカルガバメントと連携・調整しつつ、それぞれのワークストリームへマッピングしていく、ということをやっています。
どうしても国際的な枠組みで動こうとするとこのような整理をしないとごちゃごちゃになっちゃうんでしょうね。
その他にも、
- ユースケースの優先順位づけへのローカルの意見を反映しやすい仕組みの必要性
- 国ごとの個別のデータフィールドを除けば技術的なアラインメントはほぼほぼ行けそう
- エコシステムのガバナンスも考えないといけない
- アーキテクチャ上の決定はローカライズされるべきである(特にオープンソースにすべきところとローカル単位でクローズにするかどうかを決められる部分の決定ができるようにするなど)
- 既存のImplementationが相互運用性があるのか確認した方がよいのでは
など、持続可能な形で運用していくための意見だしが行われたようです。
あとは、ガバナンスやオペレーションを設計する上で考慮すべき事項についても話あわれたようです。
- マルチ言語を含むスキーマの設計(どうしても英語がプライマリになってしまいがち)
- Relying Partyの登録
- Issuing AuthorityのDiscovery
- vLEI的(そのものとは言っていない)な暗号学的に検証可能な法人エンティティを識別するための情報
- x.509とOpenID Federationの違いなどの技術的な相違点
- OSSのコードと認証の仕組み
- OECD、G20などとのMOUの話
などなど。やはりグローバルで相互運用性を担保しつつ持続可能にするには考えるべきことはいっぱいです。一歩一歩整理をつけていっている途中ですがGailお疲れ様です・・・
ということで次回は最低限の要求事項のまとめのセッションです。
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