こんにちは、富士榮です。
SIDI Hubベルリンレポートを見ていきましょう。
Trust Frameworkのマッピングエクセサイズが終わり、次に向けてどんなユースケースを考慮していくのか?について議論をしています。
実際の検討現場ではチームに分かれて必要性と状況についてディスカッションをしつつSlideをアップデートしていく、という形式でした。
その後、投票が行われ、このような表が作成されました。
今回のベルリンでは35名が参加、そのうち何名が投票したのかが一番右側の列に記載されています。
投票数が多かったものを見ると、
- 政府のサービスへのアクセス(17票)
- パスポートや免許証の取得など政府のサービスへのアクセスをクロスボーダーで行う
- クロスボーダーの商取引(16票)
- ケープタウンで話をした件ですね。国境を越えて商取引をするケースです
- 銀行口座の解説(16票)
- 東京でも話した件です。別の国で口座開設をするケースです
- 人によるコンテンツへの署名(16票)
- AI、ディープフェイクへの対応を行う
- モバイル運転免許証(16票)
- 言わずもがなです
というところです。
他にも会社の登記、公共ヘルスケア、デバイスへのアクセス、事業者の代理アクセスなど様々な候補についても議論が行われました。
レポート上にも次のテーマが重要な課題として記載されています。
patient ID: bind to an individualinternally displaced peopleslaverycheck ID2020 (UNICEF) work equally recognized IDagency delegation of authoritycorporate registration/account opening
今後これらのテーマを考慮する上では、広い声を包摂していくこと、複数の国による関与、デジタルデバイドなど環境への配慮、CYNFINフレームワークやKaliyaのDomains of Identityの分類の考慮、ユーザへのインタビュー、他のユースケースとの関連、適切なドメイン専門家のアサインなどを考えていくことが重要であることが述べられました。
これらの議論がベースとなりワシントンDCや東京サミットへバトンが渡されていくことになりました。
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